無免許運転の木下富美子都議、質問時間放棄 「給料泥棒」批判の声

無免許運転で人身事故を起こし、都議会で辞職勧告決議を受けた木下富美子都議(54)=板橋選挙区=が19日、都議会臨時会で質問の時間を割り当てられたにもかかわらず、本会議を欠席した。問題発覚後は公の場に姿を見せていないが、報酬など月約132万円が支払われており、都民から憤りの声が上がっている。
都民ファースト、無免許運転で事故の木下富美子都議を除名処分
都議会局によると、木下氏からは18日に体調不良を理由とする欠席届が郵送で届いた。臨時会は19日に各会派の質問が行われ、自身1人が参加する会派「SDGs 東京」を立ち上げている木下氏にも3分間の質問時間が割り当てられていたが、質問しなかった。
木下氏は都議選後の7月23日に開かれた臨時会も欠席し、都議会に姿を見せていない。自身のホームページに「今後についてはいただいた票の重みを踏まえて熟考を重ねていく」とする文章を掲載したが、取材にも応じず沈黙を続けている。
目立った活動が見られない木下氏だが、この間も議員報酬(月額約82万円)と政務活動費(同50万円)が支払われている。ある都議は「説明責任を果たさぬまま、貴重な質問機会の放棄は有権者への裏切りに等しく、都議の資格はない」と批判。議会関係者も「給料泥棒と言われても仕方がない」とあきれる。
有権者からも怒りの声が上がる。都議選で木下氏に投票した女性(82)は「せっかく1票を投じたのに」と悔やむ。別の女性(66)は「板橋区選出と言われるだけで恥ずかしい。自分のやったことを正当化せずに清算して再出発してほしい」と話している。【斎川瞳、竹内麻子】