小中学生、夢の10分間 ISSと交信「花咲きますか」

兵庫県小野市のひまわりの丘公園で、地元のボーイスカウト小野第1団に所属する小中学生14人がアマチュア無線を使って国際宇宙ステーション(ISS)と交信した。
宇宙飛行士の声が聞こえると会場からは歓声が上がった。子どもたちがそれぞれ質問し、夢の10分間を体験した。
この催しは米航空宇宙局(NASA)の教育プログラムの一環で、これまでに全国各地で100件を超える交信例がある。同ボーイスカウトの足立太郎さん(49)が3年前から構想を練り、今月11日、ついに実現した。
当初は船長として滞在中の宇宙飛行士星出彰彦さん(52)と日本語で交信予定だったが、急きょNASAの宇宙飛行士シェーン・キンブローさんが英語で応対した。交信できるのはわずか10分間。子どもたちは緊張の面持ちで、英語を使って次々に尋ねた。
「宇宙からオーロラは見えますか」と聞くと、「先週もきれいに見えたよ」とキンブローさん。「ヒマワリの花は咲きますか」という質問には「人工太陽で花を育てているので、ヒマワリも咲くだろう」。そして「宇宙人はいるの」という質問も。「僕もまだ見ていないよ」と返ってきた。
長島咲音さん(小5)は、小野市特産のそろばんが宇宙空間でも使えるのかを質問した。無重力では、残念ながら使えなさそうだという。「話せるか不安だったけど楽しかった。宇宙に興味が出てきた」と笑顔だった。(岩本修弥)