障害者施設職員、利用者たたく…「長生きしたらダメ」「ばかやけん」と発言か

長崎県佐世保市の社会福祉法人「民生会」が運営する障害者施設で、職員の男女4人が利用者への虐待を繰り返し、2019年7月から今年1月にかけて計4回、市から改善を求める通知を受けていたことがわかった。
民生会が20日、明らかにした。
民生会や市障がい福祉課の通知文などによると、複数のグループホームで職員3人(30~60歳代)が利用者の頭をたたいたり、「どれだけ迷惑をかけていると思っているのか」と述べたりした。「ばかやけん言うたっちゃわからん」「障害者は長生きしたらダメ。税金の無駄遣い」などと発言した疑いもある。
このほか、何日も同じ服を着ているのに支援しなかったり、特定の利用者の支援をしなかったりした。
障害者支援施設では、別の職員(60歳代)が利用者に「オイ」「コラ」と声をかけて威圧的な態度を取り、たたくなどの虐待が確認されたという。
市は障害者虐待防止法に基づく通報を受け、問題の施設で事実確認を行うなどした。
民生会は、佐世保市や同県佐々町などで計約40施設を運営。虐待をした職員4人のうち3人はすでに職を離れたという。
担当者は「虐待が繰り返されていたのは事実で遺憾。職員の人員増強や研修の実施など改善に向けて取り組んでいる」としている。