「国後島から泳いで来た」 謎を呼ぶロシア人を保護

北海道の東部にある標津町。
サケの漁が盛んなことで知られるこの港町で、不可解な出来事が起きた。
それは19日、町の人が、駐在所の前に立つロシア人の男性を見かけたところから始まる。
目撃した町民「旅行者で、ホテルか宿を探している感じだと思った。どこから来たのかと思って、『どこから来たの』って聞いたら、片言の日本語で『クナシリ、オヨイデ』みたいなことを…」
その後、警察が保護し、事情を聴いたところ、「亡命のため、国後島から泳いできた」と語ったという。
国後島から標津町までは、直線距離でおよそ25km。
夏場は流れが速いところもあるというが、町の人は、「泳げない距離ではない」と話す。
しかし、不思議な点は、それだけではなかった。男性の姿だ。
目撃した町民「(ぬれていたりとか、ボロボロとか…?)それはなかった。全然、体はぬれていなかった」
男性は、きれいな服装をしており、帽子や眼鏡、マスクなども身に着けていて、泳いできたようには見えなかったという。
その後の取材で、男性が目撃された日の午前、標津町の量販店に、同じ人物とみられる外国人が訪れ、服を購入していたことがわかった。
地元のメディアによると、男性は、3年前に国後島に移住してきて、8月17日から行方がわからなくなっていたという。
入管当局は、くわしい事情を聴き、今後の処遇を判断することにしている。