岸田氏、自民総裁選に出馬の意向 コロナ対策などで対抗

自民党の岸田文雄前政調会長は、9月30日に迫る菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選に立候補する意向を固めた。
総裁選日程が決まる26日にも正式表明する見通しだ。
総裁選への立候補について、岸田派の幹部らの間には首相と争うことで、岸田氏の党内での立場が厳しくなることへの懸念があったが、派内の若手の主戦論に応えた形だ。総裁選では、新型コロナ対策のほか、「自助・共助・公助」を掲げる首相の対抗軸として、格差是正を中心とする経済政策などを打ち出す方針だ。
岸田氏は衆院広島1区選出の当選9回。2012年に党内の伝統派閥・宏池会の会長を引き継ぎ、党政調会長や外相など政府や党内の要職を歴任した。昨秋の総裁選に立候補し、菅氏に次点で敗れている。
総裁選では、高市早苗前総務相や下村博文政調会長も立候補に意欲を示しているが、推薦人の確保が課題となっている。(笹井継夫)