「抗体少ない」15人に3回目のワクチン接種 京都の診療所

京都市は26日、市内の診療所1カ所が新型コロナウイルスの3回目となるワクチン接種を、希望する15人にしていたと発表した。希望者に検査料3000円で抗体検査をし、抗体の値が低い人に3回目の接種を勧めていた。院長が「医療崩壊を防ぎ、命を守るには、抗体の量を上げないと感染防止できない」と判断したという。
2回目のワクチンが打てない「モデルナ難民」
市によると、この診療所は5月から約1000人(2000回)に接種し、約100人が抗体検査を受けた。院長が海外の事例やデータを基に、8月2日から3回目の接種を開始。15人は全員65歳以上で、体調に変化はないという。11日に匿名で市に情報が寄せられ、明らかになった。
市は「ルールの逸脱はあってはならない。1回目の接種も行き渡っていない中でワクチンを使ってしまうのは、他の市民のリスクを無視した行為だ」と批判した。市は国の規則などに反したとして、接種の委託契約を解除する方針。【南陽子】