自宅療養中の男性死亡、委託業者が「業務逼迫」理由に安否確認せず

埼玉県は25日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった70歳代男性が死亡したと発表した。
自宅療養者の健康観察は、県の「宿泊・自宅療養者支援センター」からの電話の自動音声に対し、療養者が体温や血中酸素濃度などを答える形で行う。県は業務を東京都内の業者に委託していた。
県によると、センターは17~23日に男性から自動音声への回答が確認できなくなったにもかかわらず、「業務逼迫(ひっぱく)」を理由に直接の連絡や、保健所と連携した安否の確認を行っていなかったという。23日に男性の体調急変に同居家族が気づいたが、男性は搬送先の病院で死亡した。
県は26日から当面の間、新規の健康観察業務からこの業者を外し、県内の保健所に行わせるという。
■自宅療養者の過大計上陳謝
県内では25日、もう1人の感染者の死亡も発表され、死者は累計877人となった。
自宅療養者の過大計上陳謝 県の「宿泊・自宅療養者支援センター」に関しては、新型コロナウイルス感染者の自宅療養者数の過大計上も明らかになっている。
大野知事は25日、自宅療養者の過大計上について「正確な数字が県として提供できなかった。深くおわび申し上げたい」と陳謝した。