大阪中1男女殺害、死刑確定へ=被告の控訴取り下げ有効―最高裁

大阪府寝屋川市で2015年、中学1年の男女2人が殺害された事件で、一審で死刑となった水海(旧姓山田)浩二被告(51)の控訴取り下げの有効性をめぐる特別抗告審で、最高裁第3小法廷(宇賀克也裁判長)は27日までに、被告側の特別抗告を棄却する決定をした。
25日付。取り下げは有効となり、死刑が確定する。
一審大阪地裁の裁判員裁判は18年12月、被告を死刑とした。被告と弁護人それぞれが控訴したが、19年5月に被告は控訴を取り下げた。弁護人の申し立てを受けた大阪高裁は取り下げを無効と判断。検察側が異議を申し立て、高裁の別の裁判部は無効決定を取り消し、審理を元の裁判部に差し戻した。被告は20年3月、再び控訴取り下げの書面を高裁に提出していた。
差し戻し審で高裁は、「2度目の取り下げであることは軽視できない。被告は死刑判決が確定することを明確に意識していた」と指摘し、2回目の取り下げを有効と判断。高裁の別の部も今年3月、弁護人の異議を棄却した。