デルタ株「水ぼうそう並みの感染力」との見方は本当? 医師に聞いた「正しい恐れ方」

強い感染力を持つデルタ株……「水ぼうそう並み」と考える見方も新型コロナウイルスの変異株の中でも感染力が強く、感染爆発を起こしているデルタ株。「水ぼうそう並みの感染力」ともいわれているようですが、空気感染する水ぼうそうとは感染の仕方が異なりますので、ウイルスの特徴をよく知り、うまく感染対策をすることが大切です。
正しく恐れ、適切な予防・対策ができるよう、他の感染症と比較しながらデルタ株の実際の感染力について解説します。
感染力を示す「基本再生産数」とは……わかるのは対策なしでのリスク水ぼうそうは空気感染するため非常に感染力が高いです。同じ空間にいるだけでも感染する可能性が高く、例えば、ワクチンの集団接種会場に水ぼうそうの子供がいた場合、同じ会場にいた人は感染者との接触歴がはっきりしなくても、水ぼうそうを発症する可能性があります。
「デルタ株の感染力は水ぼうそう並」といわれているのは、アメリカ疾病対策センター(CDC)が「1人の患者が約5人から9.5人程度に感染させる可能性がある」と報告したためでしょう。これは「1人の感染者が、免疫のない人にどれだけ感染させるか」を示す指標である「基本再生産数」での比較によるものです。
主な病気の基本再生産数を見てみましょう。・インフルエンザ……2~3・新型コロナウイルス(従来)……2.1~3.2・ポリオ……5~7・新型コロナウイルス(デルタ株)……5~9.5・風疹……7~9・水ぼうそう……8~10・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)……11~14・麻疹……16~21・百日咳……16~21これらの数字だけを見ると非常に怖く感じると思いますが、これらの数値が示すのは「感染力」であり、それぞれの感染経路までは考慮されてないという点も忘れてはいけません。例えば、麻疹や水ぼうそうは空気感染、接触感染ですが、百日咳は飛沫感染、接触感染です。つまり基本生産数は、「マスクなどの感染対策を全くしていない状況での感染力」を示していることになります。そのため、新型コロナウイルスの変異株が水ぼうそうと同じ感染力と考えてよいかは、難しい問題です。新型コロナウイルスは主に飛沫感染、飛沫核感染、接触感染です。いくら感染力が高くなっても空気感染するわけではないため、同じ空間にいるだけで感染するわけではありません。また、水ぼうそうの場合は、症状が出ずに感染する不顕性感染が少ないのが特徴で、つまり、かかった人はほぼ発症します。一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
・インフルエンザ……2~3・新型コロナウイルス(従来)……2.1~3.2・ポリオ……5~7・新型コロナウイルス(デルタ株)……5~9.5・風疹……7~9・水ぼうそう……8~10・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)……11~14・麻疹……16~21・百日咳……16~21これらの数字だけを見ると非常に怖く感じると思いますが、これらの数値が示すのは「感染力」であり、それぞれの感染経路までは考慮されてないという点も忘れてはいけません。例えば、麻疹や水ぼうそうは空気感染、接触感染ですが、百日咳は飛沫感染、接触感染です。つまり基本生産数は、「マスクなどの感染対策を全くしていない状況での感染力」を示していることになります。そのため、新型コロナウイルスの変異株が水ぼうそうと同じ感染力と考えてよいかは、難しい問題です。新型コロナウイルスは主に飛沫感染、飛沫核感染、接触感染です。いくら感染力が高くなっても空気感染するわけではないため、同じ空間にいるだけで感染するわけではありません。また、水ぼうそうの場合は、症状が出ずに感染する不顕性感染が少ないのが特徴で、つまり、かかった人はほぼ発症します。一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
これらの数字だけを見ると非常に怖く感じると思いますが、これらの数値が示すのは「感染力」であり、それぞれの感染経路までは考慮されてないという点も忘れてはいけません。例えば、麻疹や水ぼうそうは空気感染、接触感染ですが、百日咳は飛沫感染、接触感染です。つまり基本生産数は、「マスクなどの感染対策を全くしていない状況での感染力」を示していることになります。そのため、新型コロナウイルスの変異株が水ぼうそうと同じ感染力と考えてよいかは、難しい問題です。新型コロナウイルスは主に飛沫感染、飛沫核感染、接触感染です。いくら感染力が高くなっても空気感染するわけではないため、同じ空間にいるだけで感染するわけではありません。また、水ぼうそうの場合は、症状が出ずに感染する不顕性感染が少ないのが特徴で、つまり、かかった人はほぼ発症します。一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
そのため、新型コロナウイルスの変異株が水ぼうそうと同じ感染力と考えてよいかは、難しい問題です。新型コロナウイルスは主に飛沫感染、飛沫核感染、接触感染です。いくら感染力が高くなっても空気感染するわけではないため、同じ空間にいるだけで感染するわけではありません。また、水ぼうそうの場合は、症状が出ずに感染する不顕性感染が少ないのが特徴で、つまり、かかった人はほぼ発症します。一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
また、水ぼうそうの場合は、症状が出ずに感染する不顕性感染が少ないのが特徴で、つまり、かかった人はほぼ発症します。一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
一方、新型コロナウイルス感染症の場合は不顕性感染もあり、症状が出ていなくても飛沫感染、飛沫核感染、そして条件によってエアロゾル感染を起こすとされていますが、空気感染の可能性が低いことは変わりません。マスクをすること、対面での会話や会食を控えることなど、適切に対処することで感染リスクを抑えることができます。 強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
強くなる新型コロナウイルス……感染者数と変異株出現の関係先述の通り、変異のないコロナウイルス(SARS-CoV-2)の基本再生産数は、中国では2.1~5.1、中国以外では2.1~3.2と考えられていました。それがデルタ株で5~9.5になっているわけですから、「新型コロナウイルスの感染力は高まっている」と思われます。基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
基本再生産数が高くなった一因として、感染後に体内で増殖しやすいというデルタ株の特徴も挙げられます。体内のウイルス量が増えると、当然ですがそれだけ多くのウイルスを排出することになります。また、感染者の身体へのダメージも高くなり、重症化する割合も増えてしまいます。今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
今後、さらに強い変異株の発生を抑えるためにも、やはり重要なのは、感染をこれ以上拡大させないことです。基本に立ち返った対策法になりますが、新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染しますので、人との接触を減らすことです。人との接触を減らせば、感染拡大は抑制することができます。 爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
爆発的な感染拡大抑制のために、いまできること・すべきこと新型コロナウイルス感染症は、発症した場合は感染力が強く、発症2日前から発症後7~10日間程度は特に感染させやすいと考えられています。感染から発症までの潜伏期間が1~14日、平均でも5~6日あることを考えると、感染させないためには1カ月程度の長期間の対策が必要になります。そして変異株に対してはより強い対策が必要になります。1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
1年以上感染対策を行ってきましたが、今の感染爆発の状況から見ると、現在の政策の効果は効果的とはいえず、従来の方法では大丈夫とはいえない状態であることは明らかです。アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
アルファ株におけるイギリスの状況、デルタ株におけるインドの状況を我が身として考えていれば、今の国内の流行は抑えたり、医療に対する対策ができていたかもしれません。インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
インドでは感染拡大時に酸素が不足しましたが、日本でも今酸素を吸入する機械が不足しているという声があがっています。もはや自助しかない状況ですが、命を救うためには自助では限界があり、非常に厳しい局面を迎えています。ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))
ワクチン接種が可能であればワクチンを。そして感染対策の基本である手洗い、手指消毒、うがい、マスクを続けることが大切です。普段から規則正しい生活で体調を整え、できるだけ人との接触を避けることで、感染しない・感染させないように個々人でも対策を続けていきましょう。▼清益 功浩プロフィール小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))