コロナ患者受け入れ病院倒産 全国初 「外来」減少で経営悪化

新型コロナウイルスの軽症・中等症患者を受け入れていた医療法人「友愛会」(大阪市福島区)が26日、民事再生法の適用を大阪地裁に申請した。帝国データバンク大阪支社によると、コロナの入院患者を受け入れていた医療法人の倒産は全国で初めて。コロナ患者の受け入れが経営悪化の一因になったとしている。
倒産した病院「コロナ患者対応で経営悪化」否定
友愛会は、福島区で松本病院(計199床)を運営。新病棟開設に伴う先行投資負担で債務超過に陥っていたのに加え、2020年12月に病院で入院患者や職員のコロナ感染が判明し、外来患者が落ち込んでいた。さらに、大阪府の要請で一部の病床をコロナの軽症・中等症患者用としていたため、外来患者がさらに減り、資金繰りが逼迫(ひっぱく)したという。負債総額は約52億円。
府保健医療企画課は「倒産は初耳だ。病床確保は強制しておらず、支援策もあった」と話した。【田畠広景】