酒提供停止で「一升瓶が売れません!」 ツイート話題、3000本完売

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で首都圏などの飲食店で酒類提供が原則停止になる中、酒造会社「日の丸醸造」(秋田県横手市増田町増田)は8月上旬、在庫で余る一升瓶のセールをオンラインで実施した。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で話題を呼び、3000本以上が5日で売り切れに。同社は消費者の応援に感動している。【高野裕士】
保育園で相次ぐクラスター「防ぎようがない」
「一升瓶のお酒が売れません!」「政府が酒の提供禁止を主導するのを昨年冬に予測できていれば……できるかぁ!」
4日、日の丸醸造は窮状を訴えつつセールを告知する内容をツイッター上に投稿した。
1689年創業の老舗。「まんさくの花」の銘柄で全国的に知られるが、新型コロナの影響から逃れられなかった。佐藤公治専務(37)によると、コロナ禍前の2018年10月~19年9月の売り上げを100とすると、19年10月~20年9月は約8割まで減少した。20年10月以降も8割台に低迷している。
同社は主に飲食店に酒を卸す東京都の酒販店向けの出荷が全体の約3割を占める。「首都圏全体なら約5割に達するだろう」佐藤専務はみる。 タンク貯蔵ではなく、主に完成直後の酒を瓶詰めして冷蔵庫に貯蔵する手法をとっている。サイズの大きい一升瓶はほとんどが飲食店向け。飲食店での需要が急減したことで出荷されない一升瓶が冷蔵庫にたまり、10月から始まる酒造りでの仕込み量も減らさざるを得ない状況が近づいていた。仕込み量を減らせば、原料を作る酒米農家にも影響が出かねない。「農家から酒米を買うのも我々の仕事。購入量をなるべく減らしたくなかった」。佐藤専務は胸の内をこう明かした。 製法上、主に家庭向けの4合瓶に酒を詰め替えることも難しかった。日の丸醸造に限らず業界全体が苦しむ中、「この現状を伝えなければ」と決意。佐藤専務は4日から一升瓶セールを始め、同日昼にはツイッターに窮状を訴える内容を投稿した。するとリツイート数が2万3000以上になり、SNSで一気に広がった。注文が殺到し、4日夜には一時受け付けをやめざるを得なかった。当初は23日までに500本程度売ることを想定していたが、8日までに3000本以上が完売という予想外の結果だった。 購入者からは「応援しています」「頑張ってください」などのメッセージが寄せられた。「ありがたいし、これからの酒造りに身が引き締まる思い」。佐藤専務は全国からの支えに感激しており、10月から本格化する新酒の製造への意欲を新たにした。
タンク貯蔵ではなく、主に完成直後の酒を瓶詰めして冷蔵庫に貯蔵する手法をとっている。サイズの大きい一升瓶はほとんどが飲食店向け。飲食店での需要が急減したことで出荷されない一升瓶が冷蔵庫にたまり、10月から始まる酒造りでの仕込み量も減らさざるを得ない状況が近づいていた。仕込み量を減らせば、原料を作る酒米農家にも影響が出かねない。「農家から酒米を買うのも我々の仕事。購入量をなるべく減らしたくなかった」。佐藤専務は胸の内をこう明かした。 製法上、主に家庭向けの4合瓶に酒を詰め替えることも難しかった。日の丸醸造に限らず業界全体が苦しむ中、「この現状を伝えなければ」と決意。佐藤専務は4日から一升瓶セールを始め、同日昼にはツイッターに窮状を訴える内容を投稿した。するとリツイート数が2万3000以上になり、SNSで一気に広がった。注文が殺到し、4日夜には一時受け付けをやめざるを得なかった。当初は23日までに500本程度売ることを想定していたが、8日までに3000本以上が完売という予想外の結果だった。 購入者からは「応援しています」「頑張ってください」などのメッセージが寄せられた。「ありがたいし、これからの酒造りに身が引き締まる思い」。佐藤専務は全国からの支えに感激しており、10月から本格化する新酒の製造への意欲を新たにした。
製法上、主に家庭向けの4合瓶に酒を詰め替えることも難しかった。日の丸醸造に限らず業界全体が苦しむ中、「この現状を伝えなければ」と決意。佐藤専務は4日から一升瓶セールを始め、同日昼にはツイッターに窮状を訴える内容を投稿した。するとリツイート数が2万3000以上になり、SNSで一気に広がった。注文が殺到し、4日夜には一時受け付けをやめざるを得なかった。当初は23日までに500本程度売ることを想定していたが、8日までに3000本以上が完売という予想外の結果だった。 購入者からは「応援しています」「頑張ってください」などのメッセージが寄せられた。「ありがたいし、これからの酒造りに身が引き締まる思い」。佐藤専務は全国からの支えに感激しており、10月から本格化する新酒の製造への意欲を新たにした。
購入者からは「応援しています」「頑張ってください」などのメッセージが寄せられた。「ありがたいし、これからの酒造りに身が引き締まる思い」。佐藤専務は全国からの支えに感激しており、10月から本格化する新酒の製造への意欲を新たにした。