愛知の「密」フェス 参加市民に無料PCR検査 名古屋市

愛知県常滑市で開かれた野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」が、新型コロナウイルス対策が不十分な状態で開催されていた問題を受け、名古屋市は31日、イベントに参加していた市民を対象に無料でPCR検査を実施すると発表した。早ければ9月1日にも市公式ウェブサイト内に専用窓口を設け、受け付けを始める。
愛知フェス「極めて遺憾」大村知事が抗議
イベントに参加し、コロナ感染を不安視する市内在住・在勤・在学者が対象。サイトで必要事項を入力すれば検査キットを郵送する。結果は検査機関から自身と市に通知される。急を要するためチケット提示は不要。市は検査費用を主催者側に請求することもあり得るとしている。
市役所で臨時記者会見を開いた中田英雄副市長は「新たなクラスター(感染者集団)になるかもしれず、誠に遺憾だ」と指摘。「感染をさらに広げないためにも市民の協力が必要だ」と該当者に協力を呼びかけた。
名古屋市の対応を受け、愛知県の大村秀章知事は31日の記者会見で「大変結構なこと。県も足並みをそろえてやっていければいい」と述べ、県としてもPCR検査キットを準備し、ホームページでイベント参加者に呼びかけを行う考えを示した。【岡正勝、太田敦子】