「怖さ一切なかった」 名古屋の姉妹、盗撮の容疑者検挙に貢献

名古屋市港区内の商業施設で、女性客のスカート内に盗撮目的でスマートフォンを差し入れていた男性の検挙に貢献したとして港署は30日、同市中川区の高校生(16)と中学生(14)の姉妹に感謝状を贈った。
「事前に防いで」 鉄拳さん、特殊詐欺防ぐパラパラ漫画で感謝状
同署によると7月30日、姉妹は遊びに来ていた商業施設で、男性が立っていた10代の女性客の背後から近づき、スカートの中にスマートフォンを差し入れているのを目撃。立ち去ろうとする男性を呼び止め、警備員に連絡し、110番通報してもらった。男性は県迷惑行為防止条例違反容疑で在宅捜査を受けており、容疑を認めているという。
姉は逃走しようとする男性に対し「盗撮しましたよね」と呼び止め、否認されると「ではあなたの携帯番号を警備員に伝えてから帰ってください」と食い下がった。「怖いという気持ちは一切なかった」と体が先に動いたという。
感謝状を受け取った姉は「困っている人を助けることができてよかった」、妹は「すごいことをしたんだなと実感がわいた」と喜んだ。鈴木淳一署長は「とっさに勇気ある行動に出たのは2人が困っている人を放っておけない優しい性格だったから。今度は決して無理しないで大人に助けを求めて通報してほしい」とねぎらった。【森田采花】