「密フェス」主催者が愛知県に釈明 「損生じるので酒売った」

愛知県常滑市で8月29日開かれた野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」で酒類が提供され、観衆が密集していた問題で、大村秀章知事は1日の記者会見で、名古屋市の運営会社代表が31日に県庁を訪れ、釈明したことを明らかにした。代表は「認識が甘かった」と反省する一方、同社がホームページに掲載した「おわびと経緯」の内容に誤りがあるとする県の修正要求には応じていないという。
主催者がサイトにおわび 知事は「連絡取れない」
県側は担当課長が対応した。代表は酒の販売について、仕入れの半分はキャンセルしたが残りは買い取りで損が生じるとし、「県から販売自粛の強い要請があることは認識していたが、売らざるを得なかった」と弁明。チケットの販売停止も8月12日に求められたが、「対応が遅れて20日になった」とし、「ここまで大騒ぎになるとは想定しなかった」と発言したという。
県は文書で報告を求めたが、スタッフが少なく対応は難しいとして、ヒアリングには協力する姿勢を示した。大村知事は開催前のやりとりの記録を公表し、「第三者委員会で検証し、二度と起こらないよう対応したい」と述べた。【太田敦子】