IR汚職、秋元司被告に実刑 野党「自民の責任で辞職させるべきだ」

カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で収賄罪などに問われた秋元司衆院議員=自民党を離党=に東京地裁が実刑判決を出したことを受け、野党からは改めて議員辞職を求める声や、自民の金権体質を非難する声が相次いだ。
IR汚職・秋元被告に懲役4年実刑判決
立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「裁判の証言を邪魔するような買収工作をした悪質性もあり、罪は重い」と指摘。「自民の責任で秋元氏を議員辞職させるべきだ。自民は秋元氏を何ら処分していない」と強調した。共産党の穀田恵二国対委員長は「極めて重要な判決で、議員辞職は当然だ」と批判。「全容解明の責任は自民にある。人ごとみたいな話は許されない」と語気を強め、「カジノはこの際きっぱりやめるべきだ」と訴えた。「安倍・菅政権は、森友・加計学園問題や桜を見る会、政治とカネの腐敗を生んだ。衆院選でも審判を下す必要がある」とも述べた。
一方、加藤勝信官房長官は7日の記者会見で「政府としてコメントは差し控える」とした。自民の森山裕国対委員長も「かつて同僚だった議員に有罪判決が下されたことは極めて大きな問題だ」と述べたものの、衆院選への影響は「(秋元氏は)もう党員でもないので、コメントは差し控えたい」と言及を避けた。
公明党の山口那津男代表は「自民を既に離党しているとはいえ、政治とカネの問題で取り上げられた中の一つであり、IR担当の副大臣でありながら、こういう判決が出された責任も極めて重い」と語った。【宮原健太、東久保逸夫】