広島の診療所で医師ら9人3回目接種 「ワクチン無駄にしないため」

広島市安佐南区の診療所の医師や看護師ら9人が、キャンセルとなった新型コロナウイルスワクチンで3回目の接種を受けていたことがわかった。
国は接種回数を2回と定めており、診療所は取材に「ルールを逸脱した行為。深く反省している」とのコメントを出した。
診療所によると、8月16日に7人分のワクチン予約がキャンセルとなり、院長の判断で院長本人と診療所を運営する医療法人の理事長、看護師5人に接種。18日もキャンセルとなったワクチンを看護師2人に接種したという。いずれも3回目の接種だった。
厚生労働省はワクチン接種回数について、予防接種法に基づく実施規則で2回と定めている。診療所の担当者は取材に「ワクチンを無駄にしないためだった。接種を待っている方々に申し訳ない」と話した。広島市は診療所への聞き取り調査を6日に行った。ワクチン接種の委託契約の解除も検討している。(福冨旅史)