シャワー設置の市長、追及した市議のパワハラ対処を議長に申し入れ

千葉県市川市の村越祐民市長は、市議1人が市職員にパワーハラスメントを行っているとして、市議会の金子正議長に厳正な対処を申し入れた。
この市議は反市長派として知られる。市議会は6日、代表者会議を開いて扱いを検討したが各会派の意見がまとまらず、8日に改めて協議する。
申し入れは8月30日。申し入れ書の中で、市は市議の実名を挙げ、「議員の立場の優位性を背景にしたパワハラでゆがんだ関係が生まれ、職員は萎縮(いしゅく)し、精神的な苦痛を受け、退職した職員も見られる状態」などとした。
市によると、今年3月に実施した全職員対象のアンケート調査で、「パワハラがある」との回答が14・3%あった。翌4月に再調査した結果、この市議から「答弁調整や資料要求時の威圧的、高圧的言動」「脅迫ともとれる発言」などを挙げる回答が複数あったという。
今月2日の代表者会議には、村越市長が出席し、市側は、職員計9人がパワハラを受けたと証言していると説明。村越市長は、市議会が調査特別委員会を設置する際は「職員が証言する準備がある」と述べた。
この市議は、市長室へのシャワー設置などを追及してきた。市議は取材に対し、「唐突で驚いている。不自然な点も多いので、自ら議場で質問したい」と話している。