上智大生殺害事件、新たな情報提供 被害者父「希望見えた」

「埋もれた手がかりはまだある」。1996年9月に東京都葛飾区柴又の自宅で殺害された上智大4年、小林順子さん(当時21歳)の父賢二さん(75)は、今も犯人につながる情報提供の呼びかけを続ける。事件は9日で発生から25年。今年8月に警視庁亀有署捜査本部が公開した不審者の情報は、賢二さんが現場にいた女性(46)に声をかけたのがきっかけで提供されたものだった。
【黄土色のコート着た不審な男のイラスト】
2020年8月。賢二さんは順子さんの命日を前に報道各社の取材対応に追われていた。事件現場の自宅跡地で朝からテレビ局の取材を受けていた時、少し離れた場所から自分を見つめる女性がいた。「何かご用でしょうか」。女性は意を決したように言った。「私、犯人を見たかもしれません」
女性は24年前の記憶をよどみなく語った。その日は家族の記念日だったといい、記憶は鮮明だった。当時、順子さんと同じ21歳。事件直前の午後3時半ごろ、自転車で友人宅に向かう際、現場から約15メートル離れた路上に立つ不審な人物に出くわしたという。
やせ形で、オーバーサイズの黄土色のコートを着たつり目の男。50~60代ぐらいで身長は約150~160センチと小柄だった。少し肌寒いなか、男は黒い傘を差して立っていた。友人宅からの帰り道、再び順子さんの家の近くを通った時は、すでに周辺には規制線が張られ、消防隊の消火活動が始まっていた。見物人らで大騒ぎになっていた。
もともと不審な男は、女性が見かけた時間帯から約25分後の同3時55分にも別の人に目撃されていた。その情報を基に捜査本部はイラストを作成して以前から公開していたが、女性は20年になって報道で知り、過去の記憶が初めて順子さんの事件と結びついた。「伝えなければ」と現場を訪れていたところ、声をかけてきたのが賢二さんだったという。 賢二さんは女性に感謝した後、すぐにその情報を捜査本部に伝えた。捜査員が改めて女性から聞き取り、新しいイラストができあがった。容疑者の動きを知るための貴重な情報であり、「本当にうれしかったし、希望が見えたようだった」と賢二さんは語る。 事件解決を願う賢二さんは公的な懸賞金制度がなかった03年、犯人に結び付く情報提供者に500万円を支払う私的懸賞金を設定した。会見では「犯人像すら浮かび上がってこない。親として亡き娘にしてあげる最後の手段。わらにもすがる心境」と訴えた。「私にとってはお金なんか問題ではなかった」と振り返る。 4年後、警察庁は公費で懸賞金を原則300万円まで負担する「捜査特別報奨金制度」を導入。私的、公的を合わせ、この事件の懸賞金の総額は10年から800万円になっている。捜査本部に寄せられる情報は事件のあった96年(9~12月で184件)や私的懸賞金がかけられた03年(150件)は多かったが、近年は減少傾向にあり、20年は47件にとどまった。 それでも、その中の1件から新たなイラストができた。他にも捜査本部が把握していない重要な情報がどこかにあると賢二さんは信じる。「今この瞬間も埋もれた情報があるとすればこれほど残念なことはない。ささいなことでもいいので、情報を届けてほしい」【最上和喜】上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
賢二さんは女性に感謝した後、すぐにその情報を捜査本部に伝えた。捜査員が改めて女性から聞き取り、新しいイラストができあがった。容疑者の動きを知るための貴重な情報であり、「本当にうれしかったし、希望が見えたようだった」と賢二さんは語る。 事件解決を願う賢二さんは公的な懸賞金制度がなかった03年、犯人に結び付く情報提供者に500万円を支払う私的懸賞金を設定した。会見では「犯人像すら浮かび上がってこない。親として亡き娘にしてあげる最後の手段。わらにもすがる心境」と訴えた。「私にとってはお金なんか問題ではなかった」と振り返る。 4年後、警察庁は公費で懸賞金を原則300万円まで負担する「捜査特別報奨金制度」を導入。私的、公的を合わせ、この事件の懸賞金の総額は10年から800万円になっている。捜査本部に寄せられる情報は事件のあった96年(9~12月で184件)や私的懸賞金がかけられた03年(150件)は多かったが、近年は減少傾向にあり、20年は47件にとどまった。 それでも、その中の1件から新たなイラストができた。他にも捜査本部が把握していない重要な情報がどこかにあると賢二さんは信じる。「今この瞬間も埋もれた情報があるとすればこれほど残念なことはない。ささいなことでもいいので、情報を届けてほしい」【最上和喜】上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
事件解決を願う賢二さんは公的な懸賞金制度がなかった03年、犯人に結び付く情報提供者に500万円を支払う私的懸賞金を設定した。会見では「犯人像すら浮かび上がってこない。親として亡き娘にしてあげる最後の手段。わらにもすがる心境」と訴えた。「私にとってはお金なんか問題ではなかった」と振り返る。 4年後、警察庁は公費で懸賞金を原則300万円まで負担する「捜査特別報奨金制度」を導入。私的、公的を合わせ、この事件の懸賞金の総額は10年から800万円になっている。捜査本部に寄せられる情報は事件のあった96年(9~12月で184件)や私的懸賞金がかけられた03年(150件)は多かったが、近年は減少傾向にあり、20年は47件にとどまった。 それでも、その中の1件から新たなイラストができた。他にも捜査本部が把握していない重要な情報がどこかにあると賢二さんは信じる。「今この瞬間も埋もれた情報があるとすればこれほど残念なことはない。ささいなことでもいいので、情報を届けてほしい」【最上和喜】上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
4年後、警察庁は公費で懸賞金を原則300万円まで負担する「捜査特別報奨金制度」を導入。私的、公的を合わせ、この事件の懸賞金の総額は10年から800万円になっている。捜査本部に寄せられる情報は事件のあった96年(9~12月で184件)や私的懸賞金がかけられた03年(150件)は多かったが、近年は減少傾向にあり、20年は47件にとどまった。 それでも、その中の1件から新たなイラストができた。他にも捜査本部が把握していない重要な情報がどこかにあると賢二さんは信じる。「今この瞬間も埋もれた情報があるとすればこれほど残念なことはない。ささいなことでもいいので、情報を届けてほしい」【最上和喜】上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
それでも、その中の1件から新たなイラストができた。他にも捜査本部が把握していない重要な情報がどこかにあると賢二さんは信じる。「今この瞬間も埋もれた情報があるとすればこれほど残念なことはない。ささいなことでもいいので、情報を届けてほしい」【最上和喜】上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
上智大生殺害・放火事件 1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。
1996年9月9日午後4時40分ごろ、東京都葛飾区柴又の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)宅から出火して発覚した。犯人は小林さんの母親が出掛けた午後3時50分以降に侵入し、自宅に1人でいた小林さんの首を刃物で刺して殺害。その後に放火し自宅を全焼させた。現場に残された犯人のものとみられるA型の血液から男のDNA型が検出されている。情報提供は警視庁亀有署捜査本部(03・3607・0110)へ。