大阪メトロの遺失物、子会社担当者が私的流用 3年で300万円か

大阪メトロは10日、利用客らの落とし物を流用したとして、遺失物の管理を担当していた子会社の50代男性社員を懲戒解雇した。3年にわたり、落とし主が見つからなかった交通系ICカードやプリペイドカードなどを持ち出し、オークションサイトでの売却や買い物を繰り返していたという。流用額は計約300万円分に上るとみられる。
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大阪メトロによると、駅などに届けられた遺失物は3カ月以上落とし主が見つからない場合、拾った人が権利を放棄すれば同社に所有権が移る。その後、同社はリサイクルショップに売却している。ほぼ1人で売却までの管理を担当していた社員は2018年5月~21年8月、売るべき遺失物を私的流用していた。
8月25日、ショップ側から不自然な利用履歴のカードがあるとの連絡を受け、発覚した。社員は「出来心でやってしまった。コンビニエンスストアなどで日用品や書籍を購入したりした」などと流用を認めたという。同社は「大阪府警と協議し、再発防止と被害の解明に努める」としている。【高橋昌紀】