「悪いクチコミ消します」と営業をかける自称コンサル業者の悪質手口

「百聞は一見にしかず」とは、人から何回も聴くよりも、自分で一度、見るほうが確かだという意味のことわざだが、新型コロナウイルスの感染防止を考えると、自分で確かめに行くのが難しい。そんな情勢ではネットのクチコミ情報が便利なのだが、前提となっている「リアルな体験の投稿」を無視し、クチコミ評価を上げることができると営業している事業者がある。ライターの森鷹久氏が、クチコミ悪用ビジネスによる混乱についてレポートする。
【写真】同じ業者が飲食店や美容院にも
* * * 飲食店はもちろんのこと、最近では病院や歯科、美容室など、多くの人が利用する場所について「クチコミ」がネット上に投稿されている。クチコミをまとめて検索したり閲覧できるポータルサイトや、地図情報と連動したサービスも複数あり、意識せずとも知らず知らずのうちの目にしている人も多いだろう。そこには実体験に基づいた信頼できる情報があると思われている一方、従業員が客になりすまして店の「良い」クチコミを投稿したり、そうした偽装工作を請け負う会社があると長く噂されてきたが、それは都市伝説ではない。
コロナ禍の昨年末から今年にかけて、事業者たちに、ある「営業電話」がかかってきている。千葉県内の開業歯科医・本田貴之さん(仮名・50代)の元にかかってきたのも、クチコミに関する営業だった。「うちの歯医者に悪いクチコミがついていると、都内のコンサル業者を名乗る男性から電話がかかってきたんです。言われてネットをチェックしてみると、確かにうちの歯医者について(費用が)高い、スタッフが無愛想、二度といかないなど、ネガティブな投稿がありました。男性は、それらを『消す』ことができるといい、そのためには費用がかかると言われました」(本田さん) 本田さんの歯科医院についての悪いクチコミは、検索エンジンで医院名を検索すると最初にヒットするページに確認できた。地図サービスに付随した評価やクチコミをすることができるもので、本田さんはそこに掲載をしてくれと頼んだ覚えもない、と憤るが、電話口の男性はさらに畳みかけるように営業トークを続けた。「このままだと客が来なくなる、医院が潰れてしまうと捲し立てる。クチコミを消すのにかかる費用も月に何十万円と高額で、一体全体どんな業者なのかさっぱりわからない。忙しいから、といって電話を切ったんです」(本田さん) ところがその電話の翌日、スタッフが発見したのは、さらに5個以上ついたネガティブなクチコミだった。本田さんの歯科についての評価は、全部で20件ほどだったのだが、たった1日で悪い評価だけが5個も増えていたのである。 悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「うちの歯医者に悪いクチコミがついていると、都内のコンサル業者を名乗る男性から電話がかかってきたんです。言われてネットをチェックしてみると、確かにうちの歯医者について(費用が)高い、スタッフが無愛想、二度といかないなど、ネガティブな投稿がありました。男性は、それらを『消す』ことができるといい、そのためには費用がかかると言われました」(本田さん) 本田さんの歯科医院についての悪いクチコミは、検索エンジンで医院名を検索すると最初にヒットするページに確認できた。地図サービスに付随した評価やクチコミをすることができるもので、本田さんはそこに掲載をしてくれと頼んだ覚えもない、と憤るが、電話口の男性はさらに畳みかけるように営業トークを続けた。「このままだと客が来なくなる、医院が潰れてしまうと捲し立てる。クチコミを消すのにかかる費用も月に何十万円と高額で、一体全体どんな業者なのかさっぱりわからない。忙しいから、といって電話を切ったんです」(本田さん) ところがその電話の翌日、スタッフが発見したのは、さらに5個以上ついたネガティブなクチコミだった。本田さんの歯科についての評価は、全部で20件ほどだったのだが、たった1日で悪い評価だけが5個も増えていたのである。 悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
本田さんの歯科医院についての悪いクチコミは、検索エンジンで医院名を検索すると最初にヒットするページに確認できた。地図サービスに付随した評価やクチコミをすることができるもので、本田さんはそこに掲載をしてくれと頼んだ覚えもない、と憤るが、電話口の男性はさらに畳みかけるように営業トークを続けた。「このままだと客が来なくなる、医院が潰れてしまうと捲し立てる。クチコミを消すのにかかる費用も月に何十万円と高額で、一体全体どんな業者なのかさっぱりわからない。忙しいから、といって電話を切ったんです」(本田さん) ところがその電話の翌日、スタッフが発見したのは、さらに5個以上ついたネガティブなクチコミだった。本田さんの歯科についての評価は、全部で20件ほどだったのだが、たった1日で悪い評価だけが5個も増えていたのである。 悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「このままだと客が来なくなる、医院が潰れてしまうと捲し立てる。クチコミを消すのにかかる費用も月に何十万円と高額で、一体全体どんな業者なのかさっぱりわからない。忙しいから、といって電話を切ったんです」(本田さん) ところがその電話の翌日、スタッフが発見したのは、さらに5個以上ついたネガティブなクチコミだった。本田さんの歯科についての評価は、全部で20件ほどだったのだが、たった1日で悪い評価だけが5個も増えていたのである。 悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
ところがその電話の翌日、スタッフが発見したのは、さらに5個以上ついたネガティブなクチコミだった。本田さんの歯科についての評価は、全部で20件ほどだったのだが、たった1日で悪い評価だけが5個も増えていたのである。 悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
悪い評価が増えたタイミングが良すぎるとコンサル業者を疑っているところに、本田さんへ電話をかけてきたのは、昨日の男性だった。「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「誰かの悪戯かもしれない、などと言っていましたが、オタクがやったんでしょう? と言いたい気持ちをぐっと抑えて、話を聞きました。でもやはり合点がいかない。クチコミを管理している事業者に問い合わせのメールを入れましたが返答もない。金を払うと業者の思う壺だし、様子見することに決めました」(本田さん) その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
その後、新たにネガティブな評価をつけられることは無くなったというが、知人の飲食店経営者もまた、同じような経験をしていたことを知る。「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「うちにかけてきたのと同じコンサル会社から、やはり悪いクチコミを消しませんかと営業を受けていたそうなんです。営業電話の後に悪いクチコミが増えるのも同じ。やっぱりと思いましたよ」(本田さん) 取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
取材を進めると、本田さんや知り合いの飲食店経営者以外にも、このコンサル会社から連絡を受けた、という人物に辿り着くことができた。東京都渋谷区内の美容室経営・島崎曜子さん(仮名・30代)だ。「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「美容室にとって、クチコミはもはや生命線とも言っていい。以前なら、利用したいというお客様が店の見学に来られることもありましたが、コロナ禍になってからは、新規のお客様のほとんどが、クチコミを便りにご来店されました」(島崎さん) こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
こういうだけあって、普段から各サイト、SNSなどにあげられる店に関するクチコミを細かくチェックしていたという島崎さん。クレームや悪いクチコミが投稿されたら、その日のうちにスタッフと共有。悪い評価をつけられるだけのトラブルが実際にあったのかどうかを報告させ、サービス向上や顧客管理に役立てていたのだ。だからこそ「嘘」にもいち早く気がついた。「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「業者から電話がかかってきた後に、悪いクチコミが一気に増えました。スタッフに聞いても、トラブルの覚えはなく、常連さんばかりがきていた週で、そういう投稿がされてしまうような覚えはないと」(島崎さん) 島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
島崎さんはすぐ、都内で美容室を経営している数人の友人に電話。すると、時期は違えど、どの店にもやはり似たような内容の営業電話がかかってきていたという。島崎さんの知人で、東京都港区内の美容室で店長を務める中西敏史さん(仮名・40代)が証言する。「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「島崎さんの電話で、ああやっぱりと思いました。近くにライバル店があり、格安で施術することから人気があったのですが、安い薬剤を使っていたり、スタッフの技術が未熟でクチコミ評価も悪かったんです。ところがある時期、その店の悪い評価がほとんど消え、良い評価が連続して投稿されていました。そんな時にかかってきたのが例の営業電話です」(中西さん) 中西さんは、良い評価や悪い評価のクチコミ投稿がコンサル業者の「自作自演」だと確信。ライバル店の店長を問いただしたところ、業者から電話があり、悪いクチコミの削除を依頼した件は白状したため、業者に直接赴き、担当者を呼び出したというが……。「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「最後は警察を呼ぶぞ、で追い返されました。ライバルの悪いクチコミ削除と、私の店を含む近隣ライバル店につけられた悪いクチコミ投稿はセットだったのでしょうが、追及すると何も話しませんでしたね。クチコミというのは、顧客の生の声です。そもそも、クチコミって『この店いいな』と思う時より『この店ひどいな』と思う人が書き込む場合が多い。だから、ネガティブなクチコミでも、参考になる部分はあったんです。それらが全部嘘、となると、顧客も何を信じていいかわからないし、我々だって大変なダメージですよ」(中西さん) その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
その後筆者が調べたところ、本田さんや島崎さんの元に電話をかけてきた会社と、中西さんの店に電話をかけてきた事業者は同一ではなかった。しかし、どちらも「クチコミ」対策をメイン業務とする会社で、これらの会社の「クチコミ」もまた、ひどいものだった。結局、クチコミを悪用しようとしたが故に、クチコミによって、ユーザーから追求を受けているのか。 この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
この二社に電話取材を試みるも、返ってきたのは「取材は受けない」という簡素なメールのみ。電話口では「変な取材をされるのなら訴える」と、恫喝めいた忠告を受けたことも記述しておく。 中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
中西さんによれば、最近はあからさまな嫌がらせだとわかるクチコミは減り、誉め殺しに近い、一見すると「ネガティブなクチコミには見えない投稿」が増えつつあり、こうした業者が関与しているのではないかと疑っている。「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
「例えば、うちの店はべらぼうに高いが技術は確か、金さえ払えば手厚い接客だが貧乏人には冷たい、などといった投稿です。意図的に店の敷居を高く見せ、客が避けるように仕向けている。悪いクチコミが増えた後に、新規客が減ったのも確か。明らかな営業妨害なのに、野放しにされている」(中西さん) 各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
各ECサイトでは、何年も前からサクラによる「やらせ」レビューがはびこっている。運営側が規約違反だとアカウントを停止しても、やらせレビューを次から次へと組織的に投稿させる事業者がいることもあって、いたちごっことなっている。 最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
最近でも、大手通販サイトから中国系業者が締め出された、と騒動になっているが、これらの事業者は様々な方法でレビュー操作、いわば「クチコミのやらせ」をしていたと、ネット上では兼ねてから噂されていた。レビューを信用して購入したが、不良品だったという被害も後を絶たず、利用者は自衛のために、このレビューはサクラによる「やらせ」かどうか見破るスキルを身につけねばならない。それと同じことが、店や場所についてのクチコミ界隈にも起きている。しかも、悪評をクチコミ対策事業者がわざと投稿して回復させたかのようにみせるマッチポンプ疑惑まである。 コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。
コロナ禍で大ダメージを受けている「接客」を伴う事業者たち。そんな中、混乱する業界に土足で入り込み、火事場泥棒のようなマネで儲けようという自称コンサル事業者たち。道義的にどうなのだと訴えても、おそらく彼らは止めないだろう。虚偽のクチコミ投稿を軸としたビジネスが成り立たないような仕組みが求められている。