玉川徹氏が河野太郎氏の「脱原発」封印に“結局は安倍前総理たちへのアピール合戦”

自民党総裁選への出馬を表明した河野太郎ワクチン接種担当相(58)がこれまでの脱原発の持論を封印したことで様々な見方が出ている。
河野氏は10日、会見で「いずれは原発ゼロになるんだろうと思ってますが、まずきちんと省エネをやる、再生可能エネルギーを最大限最優先し、それでも足りないところは安全が確認された原発を当面は再稼働していく。それが現実的なんだろうと思う」とした。
13日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏は「今回の総裁選が自民党の中の単なる権力争いを超えるものになるかどうかを注目していた。そうなるためには河野さん(がキーマン)だった。今までの自民党の既得権から離れて、日本のためにこれが必要だと思うことをやるという河野さんの貫く力を示せるかどうか。その象徴が脱原発だった。その主張を引っ込めたわけですが、中には『本音としては河野さんは脱原発だよ』という人もいるかもしれない。これまでずっと言ってきたから。でもそれは僕はナシだと思っている。言ってないけど、そういう風に思ってくれるよねというのはナシだと思う。やはり、一番直近で政治家がしゃべったこと、それ以上でもそれ以下でもない。それが政治家の発言だと思う。忖度してくれるよね、という話はない。自民党の中には『そういう風に言っても、総理になったら脱原発を進めるんじゃないか』と思っている人もいると思うが、国民はそうではない。やはり、表に出したこと、政治家は言葉が命ですから。だから会見を聞く限りにおいては、僕自身は河野さんは脱原発はないと判断するしかない」と分析。
そのうえで、岸田文雄氏、高市早苗氏を含め、これまで出馬表明している3人については「おっしゃってることを総合すれば、結局は、安倍前総理を中心とする自民党の元々力を持っている人へのアピール合戦だなと思う。どっちを向いているかでいえば、そういう人達を向いて、国民に向いているんじゃないんだなと思った」とバッサリ切り捨てた。
総裁選ではほかに野田聖子幹事長代行が出馬に意欲を見せており、出馬が取りざたされている石破茂元幹事長は不出馬との見方が強い状況だ。