突風は竜巻の可能性 住宅51棟被害 小5けが 和歌山・美浜

18日午前0時半ごろ、和歌山県美浜町付近で台風14号の影響で竜巻とみられる突風が発生し、住宅の屋根瓦が飛ぶなどの被害が出た。飛来物で窓ガラスが割れたり、カーポートの屋根やフェンスが飛ばされたりし、県によると住宅51棟や集会所が被害を受けたほか、農業用ハウス4棟が全壊した。
【図解】大雨から命を守るために
同町吉原の住宅では、割れた窓ガラスで小学5年生の男児1人が両足首に軽傷を負った。就寝中に、吹き抜けの2階の窓ガラスが落下し、足に当たったという。男児は「跳び起きて逃げたが、居間中にガラスの破片が飛び散っていて驚いた」と話していた。
和歌山地方気象台は、この日午後、現地調査のため気象庁機動調査班を派遣した。調査班は「突風は風速約45メートルの竜巻の可能性が高い」と判断した。台風の接近に伴い、活発な積乱雲が付近を通過していた。風は1分程度で、「ゴー」という音の移動があったという証言が得られたことなどを理由としている。被害の範囲は同町吉原を中心に、一部は同県御坊市にまたがり、南北1・5キロ以上の帯状にわたっていた。
台風14号はこの日朝、同県有田市付近に再上陸し、県内では風が強くなっていた。【山本芳博】