「おっちゃん大丈夫か」と声かけたら「動けへん」…炎上する車から男性救出

炎上する車から男性を救出したとして、和歌山県警海南署は、海南市の会社員の男性(39)と湯浅町の男性(43)に感謝状を贈った。
海南署で17日に行われた贈呈式で、林達也署長は「勇気ある行動だった」と2人をたたえた。
事故は9日午前6時半頃、和歌山市毛見の国道のトンネル付近で発生。有田市の男性(53)が運転する普通貨物車が、縁石にぶつかったはずみで激しく転がり、トンネルの入り口から中へ約20メートル入った所で止まった。
現場を車で通りかかった海南市の男性は、車内でぐったりしていた男性をみかけ、トンネルの外で停車した後、引き返した。「おっちゃん、大丈夫か」と声をかけると「動けへん」。車から煙が上がり始めており、急いで男性の両脇を抱えて車外へ出した。
その頃、同じく車で通りかかった湯浅町の男性も救助に駆けつけた。海南署員も到着し、全員で協力して男性をトンネルの外へ運び出した。男性は救急搬送され、腰や胸の骨を折る重傷を負ったが、命に別条はなかったという。
2人は感謝状を手に「命を助けることができてよかった」と話した。