麻酔後に2歳女児死亡、容体異変も寝ているだけと判断…無罪主張の歯科医「予見できず」

福岡県春日市の小児歯科医院で2017年、麻酔薬の注射後に適切な措置を怠り女児(当時2歳)を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた歯科医師の被告の男(56)の初公判が27日、福岡地裁(神原浩裁判長)であった。
被告は「死亡は予見できず、歯科医として助けることはできなかった」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。
起訴状などによると、当時院長だった被告は17年7月、麻酔薬リドカインの子供に対する安全性は確立されておらず注意が必要だったのに、別の医師に女児の口の中に局所麻酔薬として注射させて虫歯を治療。容体に異変が起きた際も疲労で寝ているだけと思い込んで救命措置を怠り、リドカイン中毒による低酸素脳症で死亡させたとしている。