小惑星「Shibusawaeiichi」誕生 青天を衝けの主人公

北海道のアマチュア天文家が発見した小惑星に埼玉県深谷市出身の実業家「渋沢栄一」の名が付いたと29日、同市が発表した。
NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公、2024年度発行の新1万円札の肖像に続き、偉人の足跡が刻まれた。
小惑星は直径約3・1キロで、地球の外側、火星軌道と木星軌道の間を3・39年かけて太陽の周りを1周している。札幌市のアマチュア天文家、渡辺和郎さん(66)らが1996年11月7日に発見し、2001年3月に国際天文学連合(本部・パリ)から「22453」番の小惑星に認定された。渡辺さんは800個以上の小惑星を見つけ、「知床」「間宮林蔵」などと名付けた有名人だ。
昨年春、深谷市が渋沢のPR活動強化の一環として、命名提案権を持つ渡辺さんに依頼した。渡辺さんは「地方からあんな偉人がなぜ出てきたのか興味があった」と快諾。同連合に「Shibusawaeiichi」を申請した。同連合が審査を経て今月上旬に正式に決定した。
渡辺さんから命名額を受け取った小島進市長は「深谷の子どもたちに、星に栄一翁の名前が付いたよと伝えたい」と喜びを語った。(坂井俊彦)