使う洗剤に注意!? 夏服の衣替え前に知っておきたい「しまい洗い」のコツ

2021/10/02 04:00 ウェザーニュース
朝晩は少し肌寒くなり、“秋の気配”が実感できるようになりました。地域差はあるものの、9月下旬から10月にかけては衣替えの時季で、夏服から秋・冬服への入れ替えが必要になってきます。衣替えとひと口に言いますが、(1)しまう服と処分する服の選択、(2)しまう服をきれいにする、(3)しまう服とすぐに着る服の選択と、3つの“工程”に分けられます。衣替えの際、特に大切なのがしまう服の汚れ落としと手入れを収納前にきちんとしておく「しまい洗い」だと、NPO法人クリーニング・カスタマーズサポート(福島県須賀川市)の鈴木和幸代表は言います。そんな「しまい洗い」のコツについて伺いました。
まず、しまう服と処分する服の選択方法について教えてください。「衣替えは、実は案外手間のかかるものです。その負担を減らすためにも衣替えをきっかけに、不要と判断した服の処分に努めてください。衣類を減らすと収納スペースができますし、洗濯する量が減れば作業量も洗剤の量も、クリーニング料金も減って、コストの削減につながります。衣類はたたんでたんすやクローゼットに収めてしまうと、つい翌年も着用してしまいがちです。特に部屋着とインナー類で、今年の夏に一度も着なかったり、2~3年以上着続けたりしたものは、『しまい洗い』をする前に思い切って処分してください」(鈴木代表)
いよいよ「しまい洗い」の開始ですが、コツはどこにありますか。「この夏に一度でも袖を通した衣類には目に見えない汚れが付着していますので、収納する前に必ず洗濯してください。汗などの皮脂汚れは収納中のカビや虫食い、黄ばみの大きな原因になります。『しまい洗い』の際に大切なのは、洗剤選びです。いろいろなタイプの洗剤が市販されていますが、特に夏物衣類は汗や皮脂などで汚れやすいので、シミや黄ばみなどの変色を防ぐためには、弱アルカリ性の洗剤でしっかりと汚れを落とすことが大切です。ただし、弱アルカリ性の洗剤は衣類への負担が大きいことを考えておいてください。洗剤は“多いほうがよく落ちるだろう”と、規定量よりも多く入れてしまうと、すすぎの回数が増えたり、洗剤が溶け残ってかゆみなどの元になったりすることもあるので注意が必要です。また、『中性洗剤使用』と付記されていたら、弱アルカリ性の洗剤は使用できません。洗濯前に、洗濯表示をチェックすることを忘れないでください。洗濯表示はネットで簡単に検索できます」(鈴木代表)次の夏を快適に過ごすためにもこの秋こそ、“正しい衣替え”を心がけたいものです。