マスク外して会食なら感染リスク「3・9倍」、2人以上でカラオケなら「9倍」…国立感染症研究所

飲酒を伴う会食(飲み会)に参加した人が新型コロナウイルスに感染するリスクは、参加しなかった人の2倍に上るとの調査結果を国立感染症研究所(感染研)のチームがまとめた。
6日、厚生労働省の助言機関の会合で報告した。
調査は、6~7月に東京都内5か所の発熱外来を受診した新型コロナワクチン接種歴のない成人753人を対象に、感染の有無と行動歴の関係を分析した。
飲み会の場所別に感染リスクをみると、レストランや居酒屋では1・5倍、自宅では2・1倍、路上や公園では2・3倍だった。
時間帯別にみると、昼のみなら低いが、夕方・夜に参加すると2倍を超えた。
また、食事を口に運ぶ時以外、マスクをつけていればリスクは上がらないが、会食中ずっと外していた場合は3・9倍に上った。2人以上でカラオケに行った場合は9倍を超えた。
感染研の鈴木基・感染症疫学センター長は「緊急事態宣言が解除されてもマスクを正しくつけ、長時間の会食は避けてほしい。特に未接種の人は注意し、接種を前向きに検討してもらいたい」としている。
一方、全国の感染者について、助言機関は「今夏の感染拡大前の水準まで減少した」と評価。重症者や死亡者も減少が続き、「医療提供体制も改善の傾向にある」との見解をまとめた。