村上春樹氏、16度目正直のノーベル文学賞はオッズ1位

日本時間7日午後8時頃に発表されるノーベル文学賞の受賞者を予想する英ブックメーカー「ラドブロークス」の6日夜時点の最新オッズで、2006年から有力候補に挙がり続けている日本の作家・村上春樹さん(72)が5倍で単独首位に立った。
村上さんがオッズ1位で発表当日を迎えると、2012~14年に3年連続で本命に挙がって以来7年ぶりとなる。2位タイはフランスの女性作家アニー・エルノーさん、ケニア出身作家グギ・ワ・ジオンゴさんで9倍。さらに4位にカナダの女性作家マーガレット・アトウッドさんが続いている。
「16度目の正直」へ、村上さんが今回本命視される理由には、昨年の受賞者が米国の女性詩人ルイーズ・グリュックさんであることが考えられる。村上さんがフランツ・カフカ賞を受賞し、初めてノーベル賞が取り沙汰された06年以降、女性受賞者は6人出ているが、連続で受賞した例はない。
さらにアジアからの受賞者も、12年の中国の莫言さん以来9年間出ていない。性別や、地域、言語などのバランスが考慮されると考えた場合、1994年の大江健三郎さん以来の日本人受賞の可能性は否定できない。
また今年のカンヌ国際映画祭で、村上さんの同名の短編小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」がコンペティション部門に出品され、濱口竜介監督と大江崇允氏が最優秀脚本賞を受賞。村上さんの名前が世界的に脚光を浴びたことも好材料となりそうだ。 今月1日、寄贈原稿などを所蔵する国際文学館(村上春樹ライブラリー)が母校の早大に開館したばかり。仮にノーベル賞受賞となれば、最高のオープン祝いになる。 なお、予想リストに名前は挙がっていないものの、ドイツ在住の作家・多和田葉子さん(61)も有力候補とされている。
今月1日、寄贈原稿などを所蔵する国際文学館(村上春樹ライブラリー)が母校の早大に開館したばかり。仮にノーベル賞受賞となれば、最高のオープン祝いになる。 なお、予想リストに名前は挙がっていないものの、ドイツ在住の作家・多和田葉子さん(61)も有力候補とされている。
なお、予想リストに名前は挙がっていないものの、ドイツ在住の作家・多和田葉子さん(61)も有力候補とされている。