無免許・当て逃げ木下都議に地元・板橋区も“非難決議” 「これ以上、迷惑かけてほしくない」12日に全会一致の可決へ

7月の東京都議選中に無免許運転で当て逃げの人身事故を起こし、自動車運転処罰法違反などの疑いで警視庁に書類送検された木下富美子都議(54、板橋区選出)に対し、地元・板橋区議会が「ノー」を突きつける。12日の第3回定例会本会議で、非難決議を全会一致で可決する方向になった。木下氏が都議会にとどまらず、板橋区の政治への信頼も損ねたとして糾弾する。
「木下氏は悪質な事故を起こしながら、一切、公に姿を見せていない。断じて許されず、看過できない。これ以上、迷惑をかけてほしくない」
板橋区議会の重鎮議員はこう語った。
区議会には、板橋区の住民有志が8月、木下氏を地方自治法に基づく「除名」にするよう、区議会から都議会に要請すべきだとする陳情書を出した。「区議会での審査にはなじまない」として見送られたが、区議や区議会事務局には苦情の電話が続いているという。
そこで、最大会派の自民党会派などが対応を協議し、非難決議案を共同提出する方針を固めた。
決議文には、「木下氏の行動や姿勢は議員一個人の問題にとどまらず、選挙や政治への区民の信頼を大きく損ねた。自らの社会的、道義的責任を真摯(しんし)に受け止めるべきだ」などと記されている。木下氏の直接の謝罪と、説明責任を果たすよう促している。
木下氏は、都議会による前代未聞の2度の辞職勧告にも応じず、都議に居座り続けている。都議会では、木下氏の長期欠席を受け、議員報酬などを見直す検討会新設を決めたほか、4日には正副議長名で、木下氏に対し議会への出頭を要請する文書も送付している。