池袋暴走事故・遺族の松永拓也さん、飯塚元被告の謝罪文言に「誠実さ感じられない」

2019年の東京・池袋暴走事故で自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、禁錮5年の実刑判決が確定した旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三元被告(90)が初めて自らの過失を認めるコメントを出したことを受け、事故で妻・真菜さん(当時31)と長女・莉子ちゃん(同3)を失った遺族の松永拓也さん(35)は報道各社に向けて談話を発表した。
公判中の元被告は自らの過失を認めずに無罪を主張し続けた経緯があるだけに、松永さんは「今回のマスコミ向けの彼のコメントでは、過失を認めたようですが、『最初からこの言葉があれば』と、どうしても思ってしまいます。これから真の意味で償える日が来るかどうかは彼次第だと思います」と率直な思いをつづった。
なお、出したコメントには謝罪の文言があったものの「そこには、公になっていない部分もあります。そのため誠実さを感じることはできませんでした」とした。
現在、交通事故防止活動に尽力している。今後に向けた部分として「彼が収監されても、世の中から交通事故が無くなる訳ではありません。私は真菜と莉子の命を無駄にしたくありません。皆様にも忘れないで欲しいです。そして、未来の命が守られることを心から願っています」との心境も書かれていた。