両手に刃物持ち80代女性を切りつけ 相次ぐ“刃物通り魔”元刑事が指摘する共通点とは

11月15日午後3時50分頃。多くの人が行き交うターミナル、JR福島駅の西口で事件は起きました。両手に刃物を持っていたという男に、座っていた80代の女性が切りつけられたのです。
10月31日に起きた東京・京王線での事件以降、各地で相次いでいる面識のない人物を狙った刃物による事件。めざまし8は、なぜこうした事件が相次いでいるのか専門家に聞きました。
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三氏:単独犯であるということと、これまで無差別刺傷事件を起こしてる犯人のデータで、容疑者の環境というのがかなり事件の背景には大きな要因になっているということがわかっていて、やはり社会的に孤立していたりとか生活については困窮していて、あと社会に不満があると。
今回の事件の犯行時間と場所。新幹線も通るJR福島駅西口で、時刻は人通りの多い午後3時50分ごろだったといいます。
ーーなぜこの場所で、なぜこの時間を選んだ?
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三氏:自分が捕まらないようにとか、ばれないようにという意識が全くない。自分の犯行を完遂する対象者を探す上では、この時間とこの場所が容疑者にとっては都合が良かったというふうに感じますね。
さらに、取り押さえられた男の傍らには、犯行に使用されたとみられる刃物2本が残されていました。目撃者によると、男は両手に刃物を持って暴れていて、女性の腹部を切りつけたといいます。
ーー両手に刃物を持っていた意味は?
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三氏:やはり自分を大きく見せる、もしかすると健康状態があまり良くないということで、ナイフを2つ持つことで威圧的に自分を大きく見せるという姿勢だったのかもしれないですね。
ーー刃物の事件に関して増えている印象があるが
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三氏:こういった事件の中で、1番凶器として使われるのは刃物なんですね。携帯できる、隠して持てるというので、刃物を使った無差別刺傷というのはかなり多いという認識はあるんですが、この事件については、これまでの京王線や小田急線とはちょっと違って、長い間、計画的にこれをやろうという意識は見受けられないんですね。なので、容疑者が日常の生活をどう送っていたのか、裏付け捜査には必要です。
ーーなぜ高齢女性が狙われたのか?
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三氏:犯行を完遂する目的は明らかだと思います。その時に、容疑者が高齢ではありますよね。なので、自分より弱い人を狙うという上では80代の女性を狙った。あとは座っているということなので、自分が追いかけなくても犯行が出来るということで、狙われてしまったということは考えられますね。
傷害の現行犯で逮捕された高橋清容疑者は、取り調べに対し「記憶にありません」と供述し、容疑を否認。警察は、高橋容疑者の足取りや計画性などについて詳しく調べています。
(「めざまし8」#NewsTag 11月16日放送)