【三上 功太】現役東大生社長が明かす… 「勉強しかできない子」の”親”たちの意外な共通点 “親ガチャ”が話題だが…

受験シーズンが近づいてくると、受験生がいるご家庭はもちろん、子どもの教育や勉強について今ひとたび考える方は多いのではないだろうか。本記事では、高校三年生の春に東大進学を決意、E判定から現役合格を果たし、現在は株式会社ラーニングハックの代表として教育関連事業に携わる三上功太さんが、教育熱心な親たちが陥りがちな失敗例について解説する。
「コロナ禍」の影響が色濃かった2021年も佳境に差し迫ろうとしていますが、先行きが不安な社会状況のなか、「東大」に関するさまざまなコンテンツや、東大生の活躍が目立つ1年となりました。
阿部寛さん扮する桜木建二の熱血指導で、東大合格を目指す“落ちこぼれ”高校生の奮闘を描いたドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)や、柳楽優弥さんが中学受験向けの塾講師を演じている「二月の勝者」(日本テレビ系)など、受験をテーマにしたドラマも多く放送されるなか、日本最高学府と言われている東京大学に対する関心は、これまで以上に高くなっている印象を受けます。
現役東大生の三上功太さん
今回は、東京大学に現役で合格した自身の経験や、経営者として教育事業に携わっている視点から、「勉強しか出来ない親たちの共通点」をご紹介させていただきます。
会社員の父とパートタイマーの母。そして2人の弟がいる5人家族という極めて一般的な家庭で育った僕は、世間で言われる「“親ガチャ”に恵まれた子供」だったわけではありません。
そのような環境にいながらも無事に東大に合格することが出来た背景には、両親が子供たちの持つエネルギーを高め、正しい方向に定める教育方針を貫いたことにあると思っています。
実際に僕の2人の弟も、スポーツや音楽で全国有数の成績を収めるなど、勉強以外ジャンルで一定の成果を残すことが出来ました。
ここからは子供の持つエネルギーに焦点を絞り、“ダメな親“に多くみられる教育や、それらの改善方法をご紹介させていただきます。
家族構成 (地方在住の五人家族) 父:サラリーマン母:主婦、パートタイマー長男(私):現役の東大生として、会社を3社経営次男:高校時代に、ベーシストとして2年連続で全国大会に出場。18歳で楽器販売業を開始三男:バスケットボールで全国大会優勝。キャプテンを務める
“ダメな親”が、無意識に口にしている3つの言葉親の教育熱心さ、子供への期待感が、かえって子供のやる気を削いでしまうケースも残念ながら見られます。その代表例が、「もっと頑張りなさい」、「勉強しなさい」「ダメなものはダメ」といったような、子供の努力を完全に否定する言葉です。photo by iStockこれらの声がけで子供たちの頑張りは引き出せることもありますが、あくまでも一時的なもの。長期的な視点で見ると、子供のやる気や才能を奪うことに繋がってしまいます。僕は、子供の才能を開花させるためには、対象に向かう高いエネルギーを育み、それらを正しい方向に定めるという2つのアプローチが必要だと考えています。ですが、子供の力だけでこれらのエネルギーを育んでいくことは難しいので、両親をはじめとする周囲の大人たちがサポートしながら、子供の挑戦を見守っていかなければなりません。子供が抱いた「なぜ?」を大切にする僕は、これまでに両親から「何かをしなさい」と言われたことはほとんどありません。その「叱責」の代わりに問われていたのが、「なぜその行動をするのか?」という問いかけと、目の前の成果を褒めてくれる言葉でした。今、振り返ると、幼少期から「なぜ?」「どうして?」を問い続けた経験が、自身の価値観の形成や、思考を整理する習慣も身に付けるきっかけになったと思っています。photo by iStock青春時代に訪れた反抗期の最中、僕が理由もなくイライラしているような状況に直面した時も、両親は決して怒ることはありませんでした。「なぜ、苛立っているのか?」を、ひたすらに問いかけてくる両親。それらの質問に答えることで、自分自身の思考も整理され、巨大なエネルギーをコントロール出来るようにもなりました。僕自身が、「なぜ?」と問いかけられるなかで身につけたのは、確固たる自我や、正しい方向に進み続ける力でした。「不可能」と言われていた東大現役合格を手繰り寄せることが出来たのは、思春期の経験が大きかったのではないかと感じています。 子供の人生に“当事者意識”を持たせる両親が子供の人生に「リスペクト」の心を持ち、自身の人生への「当事者意識」を芽生えさせることが、何よりも重要だと考えています。これらを育むためには、子供が下した決断を尊重することが何よりも大切。大人が「子供だから…」、「ダメなものはダメ」と言った言葉をかけて可能性を奪ったり、「自由にしていい」と話しつつも、親が子供の挑戦にさほど興味を示さないと言った状況は、絶対に避けなればなりません。僕自身も、進路を決める際に両親と意見が食い違ったことがありました。両親の期待に添えずに申し訳ない気持ちもありましたが、何度も話し合いを重ねた末に「自分の人生だから、お前が決めなさい」と、僕の選んだ道を尊重してくれました。「自分で決断した」という経験は、自身の人生に責任を持ち、物事に取り組むエネルギーを高めるきっかけにもなりますし、親が味方であることの強い確信も、さらに挑戦を加速させることにつながります。子育てに真剣な親ほど、子供の人生に関わるさまざまな決断に口を挟んでしまいがちですが、子供の意思を尊重し、挑戦を見守りながら応援するという「正しいサポート」が、才能を開花させるためには重要な要素です。教育熱心なほど陥りやすい“ダメな親”の実例教育事業に携わっていることもあり、保護者の方と直接お話をさせていただく機会も多くありますが、両親の教育熱心さが、かえって子供たちのエネルギーを奪ってしまっている状況をかなりの頻度で目にしてきました。ある時、思春期の息子を持つお母様とお話しさせていたことがありました。真面目で教育熱心なお母様は、「いつも息子に勉強のアドバイスをしているんです」と、自信あり気に語ってくださるんですけど…。僕から見ると、息子さんがそのアドバイスを求めているとは、到底思えなかったんです。「求めていない手助けは、エネルギーを減少させ、結果として才能を奪い取ることになってしまう」。当初は不満げなお母様を説得し、過度に口出しを止めるようにお願いしましたが、両親の子供を想う気持ちがかえって悪影響を及ぼすというケースは、かなり多く見られました。 子供の才能を開花させる3つのステップ僕は、子供の才能を開花させるためには3つのステップが必要だと考えています。まずは、両親が「子供の興味を持てるものを探す」こと。どんなに好奇心が旺盛でも、小さな子供一人では、まだ新しいものに触れられる力はありません。「子供の性格やこれまでの経験によって「興味」は変わってくると思いますが、まずは大人が「興味を持ちそうなもの」を探し、「発見」しやすい状況を作り出してあげることが大切です。次のステップが、「子供が取り組んだ物事での成果を、きちんと褒めてあげる」こと。この「褒められる経験」の積み重ねが、子供の心に「愛されている」感覚を芽生えさせ、「自己肯定感」を育むことにも繋がっていきます。そして最後のステップが、「子供が興味を持っているものを、大人たちも一緒に楽しむ姿勢を見せる」ことです。子供が取り組んでいる物事に対して両親がきちんと興味を持ち、挑戦をじっと見守る姿勢が、才能を開花させるためには求められます。「高い自己肯定感」が生んだ“奇跡”の東大合格僕は、結果的に東京大学に現役で合格することができましたが、子供の頃に培った「自己肯定感」が無くしては、絶対に達成できなかったと思っています。地方の進学校で青春時代を過ごした当時の僕は、軽音楽部の活動などに没頭し、ほとんど勉強をしてきませんでした。高校3年生の春に受験した模擬試験で、東京大学を志願してはみたものの、結果はもちろんE判定。東大合格者が年間10人ほどの高校で、成績も下の方だった当時の僕は、周囲から「志望校の変更」や、受験科目の少ない私立大学の受験を奨められました。photo by iStock 本来ならば、受験すらも諦めてしまいそうな状況のなか、「10ヶ月あれば何とかなる」という想いで勉強に取り組んだ結果、翌年の春には、見事に東大合格を勝ち取ることができました。僕が「合格」の一報を伝えた時には、周囲の多くの人が驚いている様子でしたが、僕が“奇跡”を起こせた背景には、幼少期からさまざまな物事に全力で取り組ませてもらえた経験が大きかったのではないかと感じています。さまざまな形で「東大」が注目を集める昨今、「せめて自分の子供は、良い大学を出て安定した人生を歩んでほしい」と考えるご両親も多くいらっしゃると思います。今回、僕が紹介させていただいた“悪い例”を参考にしながら、これまでの教育を振り返られてみてはいかがでしょうか?
親の教育熱心さ、子供への期待感が、かえって子供のやる気を削いでしまうケースも残念ながら見られます。
その代表例が、「もっと頑張りなさい」、「勉強しなさい」「ダメなものはダメ」といったような、子供の努力を完全に否定する言葉です。
photo by iStock
これらの声がけで子供たちの頑張りは引き出せることもありますが、あくまでも一時的なもの。長期的な視点で見ると、子供のやる気や才能を奪うことに繋がってしまいます。
僕は、子供の才能を開花させるためには、対象に向かう高いエネルギーを育み、それらを正しい方向に定めるという2つのアプローチが必要だと考えています。
ですが、子供の力だけでこれらのエネルギーを育んでいくことは難しいので、両親をはじめとする周囲の大人たちがサポートしながら、子供の挑戦を見守っていかなければなりません。
僕は、これまでに両親から「何かをしなさい」と言われたことはほとんどありません。その「叱責」の代わりに問われていたのが、「なぜその行動をするのか?」という問いかけと、目の前の成果を褒めてくれる言葉でした。
今、振り返ると、幼少期から「なぜ?」「どうして?」を問い続けた経験が、自身の価値観の形成や、思考を整理する習慣も身に付けるきっかけになったと思っています。
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青春時代に訪れた反抗期の最中、僕が理由もなくイライラしているような状況に直面した時も、両親は決して怒ることはありませんでした。
「なぜ、苛立っているのか?」を、ひたすらに問いかけてくる両親。
それらの質問に答えることで、自分自身の思考も整理され、巨大なエネルギーをコントロール出来るようにもなりました。
僕自身が、「なぜ?」と問いかけられるなかで身につけたのは、確固たる自我や、正しい方向に進み続ける力でした。「不可能」と言われていた東大現役合格を手繰り寄せることが出来たのは、思春期の経験が大きかったのではないかと感じています。
子供の人生に“当事者意識”を持たせる両親が子供の人生に「リスペクト」の心を持ち、自身の人生への「当事者意識」を芽生えさせることが、何よりも重要だと考えています。これらを育むためには、子供が下した決断を尊重することが何よりも大切。大人が「子供だから…」、「ダメなものはダメ」と言った言葉をかけて可能性を奪ったり、「自由にしていい」と話しつつも、親が子供の挑戦にさほど興味を示さないと言った状況は、絶対に避けなればなりません。僕自身も、進路を決める際に両親と意見が食い違ったことがありました。両親の期待に添えずに申し訳ない気持ちもありましたが、何度も話し合いを重ねた末に「自分の人生だから、お前が決めなさい」と、僕の選んだ道を尊重してくれました。「自分で決断した」という経験は、自身の人生に責任を持ち、物事に取り組むエネルギーを高めるきっかけにもなりますし、親が味方であることの強い確信も、さらに挑戦を加速させることにつながります。子育てに真剣な親ほど、子供の人生に関わるさまざまな決断に口を挟んでしまいがちですが、子供の意思を尊重し、挑戦を見守りながら応援するという「正しいサポート」が、才能を開花させるためには重要な要素です。教育熱心なほど陥りやすい“ダメな親”の実例教育事業に携わっていることもあり、保護者の方と直接お話をさせていただく機会も多くありますが、両親の教育熱心さが、かえって子供たちのエネルギーを奪ってしまっている状況をかなりの頻度で目にしてきました。ある時、思春期の息子を持つお母様とお話しさせていたことがありました。真面目で教育熱心なお母様は、「いつも息子に勉強のアドバイスをしているんです」と、自信あり気に語ってくださるんですけど…。僕から見ると、息子さんがそのアドバイスを求めているとは、到底思えなかったんです。「求めていない手助けは、エネルギーを減少させ、結果として才能を奪い取ることになってしまう」。当初は不満げなお母様を説得し、過度に口出しを止めるようにお願いしましたが、両親の子供を想う気持ちがかえって悪影響を及ぼすというケースは、かなり多く見られました。 子供の才能を開花させる3つのステップ僕は、子供の才能を開花させるためには3つのステップが必要だと考えています。まずは、両親が「子供の興味を持てるものを探す」こと。どんなに好奇心が旺盛でも、小さな子供一人では、まだ新しいものに触れられる力はありません。「子供の性格やこれまでの経験によって「興味」は変わってくると思いますが、まずは大人が「興味を持ちそうなもの」を探し、「発見」しやすい状況を作り出してあげることが大切です。次のステップが、「子供が取り組んだ物事での成果を、きちんと褒めてあげる」こと。この「褒められる経験」の積み重ねが、子供の心に「愛されている」感覚を芽生えさせ、「自己肯定感」を育むことにも繋がっていきます。そして最後のステップが、「子供が興味を持っているものを、大人たちも一緒に楽しむ姿勢を見せる」ことです。子供が取り組んでいる物事に対して両親がきちんと興味を持ち、挑戦をじっと見守る姿勢が、才能を開花させるためには求められます。「高い自己肯定感」が生んだ“奇跡”の東大合格僕は、結果的に東京大学に現役で合格することができましたが、子供の頃に培った「自己肯定感」が無くしては、絶対に達成できなかったと思っています。地方の進学校で青春時代を過ごした当時の僕は、軽音楽部の活動などに没頭し、ほとんど勉強をしてきませんでした。高校3年生の春に受験した模擬試験で、東京大学を志願してはみたものの、結果はもちろんE判定。東大合格者が年間10人ほどの高校で、成績も下の方だった当時の僕は、周囲から「志望校の変更」や、受験科目の少ない私立大学の受験を奨められました。photo by iStock 本来ならば、受験すらも諦めてしまいそうな状況のなか、「10ヶ月あれば何とかなる」という想いで勉強に取り組んだ結果、翌年の春には、見事に東大合格を勝ち取ることができました。僕が「合格」の一報を伝えた時には、周囲の多くの人が驚いている様子でしたが、僕が“奇跡”を起こせた背景には、幼少期からさまざまな物事に全力で取り組ませてもらえた経験が大きかったのではないかと感じています。さまざまな形で「東大」が注目を集める昨今、「せめて自分の子供は、良い大学を出て安定した人生を歩んでほしい」と考えるご両親も多くいらっしゃると思います。今回、僕が紹介させていただいた“悪い例”を参考にしながら、これまでの教育を振り返られてみてはいかがでしょうか?
両親が子供の人生に「リスペクト」の心を持ち、自身の人生への「当事者意識」を芽生えさせることが、何よりも重要だと考えています。
これらを育むためには、子供が下した決断を尊重することが何よりも大切。大人が「子供だから…」、「ダメなものはダメ」と言った言葉をかけて可能性を奪ったり、「自由にしていい」と話しつつも、親が子供の挑戦にさほど興味を示さないと言った状況は、絶対に避けなればなりません。
僕自身も、進路を決める際に両親と意見が食い違ったことがありました。両親の期待に添えずに申し訳ない気持ちもありましたが、何度も話し合いを重ねた末に「自分の人生だから、お前が決めなさい」と、僕の選んだ道を尊重してくれました。
「自分で決断した」という経験は、自身の人生に責任を持ち、物事に取り組むエネルギーを高めるきっかけにもなりますし、親が味方であることの強い確信も、さらに挑戦を加速させることにつながります。
子育てに真剣な親ほど、子供の人生に関わるさまざまな決断に口を挟んでしまいがちですが、子供の意思を尊重し、挑戦を見守りながら応援するという「正しいサポート」が、才能を開花させるためには重要な要素です。
教育事業に携わっていることもあり、保護者の方と直接お話をさせていただく機会も多くありますが、両親の教育熱心さが、かえって子供たちのエネルギーを奪ってしまっている状況をかなりの頻度で目にしてきました。
ある時、思春期の息子を持つお母様とお話しさせていたことがありました。真面目で教育熱心なお母様は、「いつも息子に勉強のアドバイスをしているんです」と、自信あり気に語ってくださるんですけど…。僕から見ると、息子さんがそのアドバイスを求めているとは、到底思えなかったんです。
「求めていない手助けは、エネルギーを減少させ、結果として才能を奪い取ることになってしまう」。
当初は不満げなお母様を説得し、過度に口出しを止めるようにお願いしましたが、両親の子供を想う気持ちがかえって悪影響を及ぼすというケースは、かなり多く見られました。
子供の才能を開花させる3つのステップ僕は、子供の才能を開花させるためには3つのステップが必要だと考えています。まずは、両親が「子供の興味を持てるものを探す」こと。どんなに好奇心が旺盛でも、小さな子供一人では、まだ新しいものに触れられる力はありません。「子供の性格やこれまでの経験によって「興味」は変わってくると思いますが、まずは大人が「興味を持ちそうなもの」を探し、「発見」しやすい状況を作り出してあげることが大切です。次のステップが、「子供が取り組んだ物事での成果を、きちんと褒めてあげる」こと。この「褒められる経験」の積み重ねが、子供の心に「愛されている」感覚を芽生えさせ、「自己肯定感」を育むことにも繋がっていきます。そして最後のステップが、「子供が興味を持っているものを、大人たちも一緒に楽しむ姿勢を見せる」ことです。子供が取り組んでいる物事に対して両親がきちんと興味を持ち、挑戦をじっと見守る姿勢が、才能を開花させるためには求められます。「高い自己肯定感」が生んだ“奇跡”の東大合格僕は、結果的に東京大学に現役で合格することができましたが、子供の頃に培った「自己肯定感」が無くしては、絶対に達成できなかったと思っています。地方の進学校で青春時代を過ごした当時の僕は、軽音楽部の活動などに没頭し、ほとんど勉強をしてきませんでした。高校3年生の春に受験した模擬試験で、東京大学を志願してはみたものの、結果はもちろんE判定。東大合格者が年間10人ほどの高校で、成績も下の方だった当時の僕は、周囲から「志望校の変更」や、受験科目の少ない私立大学の受験を奨められました。photo by iStock 本来ならば、受験すらも諦めてしまいそうな状況のなか、「10ヶ月あれば何とかなる」という想いで勉強に取り組んだ結果、翌年の春には、見事に東大合格を勝ち取ることができました。僕が「合格」の一報を伝えた時には、周囲の多くの人が驚いている様子でしたが、僕が“奇跡”を起こせた背景には、幼少期からさまざまな物事に全力で取り組ませてもらえた経験が大きかったのではないかと感じています。さまざまな形で「東大」が注目を集める昨今、「せめて自分の子供は、良い大学を出て安定した人生を歩んでほしい」と考えるご両親も多くいらっしゃると思います。今回、僕が紹介させていただいた“悪い例”を参考にしながら、これまでの教育を振り返られてみてはいかがでしょうか?
僕は、子供の才能を開花させるためには3つのステップが必要だと考えています。
まずは、両親が「子供の興味を持てるものを探す」こと。どんなに好奇心が旺盛でも、小さな子供一人では、まだ新しいものに触れられる力はありません。「子供の性格やこれまでの経験によって「興味」は変わってくると思いますが、まずは大人が「興味を持ちそうなもの」を探し、「発見」しやすい状況を作り出してあげることが大切です。
次のステップが、「子供が取り組んだ物事での成果を、きちんと褒めてあげる」こと。この「褒められる経験」の積み重ねが、子供の心に「愛されている」感覚を芽生えさせ、「自己肯定感」を育むことにも繋がっていきます。
そして最後のステップが、「子供が興味を持っているものを、大人たちも一緒に楽しむ姿勢を見せる」ことです。子供が取り組んでいる物事に対して両親がきちんと興味を持ち、挑戦をじっと見守る姿勢が、才能を開花させるためには求められます。
僕は、結果的に東京大学に現役で合格することができましたが、子供の頃に培った「自己肯定感」が無くしては、絶対に達成できなかったと思っています。
地方の進学校で青春時代を過ごした当時の僕は、軽音楽部の活動などに没頭し、ほとんど勉強をしてきませんでした。
高校3年生の春に受験した模擬試験で、東京大学を志願してはみたものの、結果はもちろんE判定。東大合格者が年間10人ほどの高校で、成績も下の方だった当時の僕は、周囲から「志望校の変更」や、受験科目の少ない私立大学の受験を奨められました。
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本来ならば、受験すらも諦めてしまいそうな状況のなか、「10ヶ月あれば何とかなる」という想いで勉強に取り組んだ結果、翌年の春には、見事に東大合格を勝ち取ることができました。僕が「合格」の一報を伝えた時には、周囲の多くの人が驚いている様子でしたが、僕が“奇跡”を起こせた背景には、幼少期からさまざまな物事に全力で取り組ませてもらえた経験が大きかったのではないかと感じています。さまざまな形で「東大」が注目を集める昨今、「せめて自分の子供は、良い大学を出て安定した人生を歩んでほしい」と考えるご両親も多くいらっしゃると思います。今回、僕が紹介させていただいた“悪い例”を参考にしながら、これまでの教育を振り返られてみてはいかがでしょうか?
本来ならば、受験すらも諦めてしまいそうな状況のなか、「10ヶ月あれば何とかなる」という想いで勉強に取り組んだ結果、翌年の春には、見事に東大合格を勝ち取ることができました。
僕が「合格」の一報を伝えた時には、周囲の多くの人が驚いている様子でしたが、僕が“奇跡”を起こせた背景には、幼少期からさまざまな物事に全力で取り組ませてもらえた経験が大きかったのではないかと感じています。
さまざまな形で「東大」が注目を集める昨今、「せめて自分の子供は、良い大学を出て安定した人生を歩んでほしい」と考えるご両親も多くいらっしゃると思います。
今回、僕が紹介させていただいた“悪い例”を参考にしながら、これまでの教育を振り返られてみてはいかがでしょうか?