霧島神宮本殿などを国宝に答申 南九州で最古・最大級の「龍柱」

鹿児島県霧島市の「霧島神宮本殿・幣殿・拝殿」が19日、国の文化審議会で国宝に答申された。本殿の一部の柱は霧島山から流れた溶岩の上に直接建てられるなど高低差を利用した造りで、南九州で最古・最大級となる「龍柱(りゅうばしら)」は東アジアとのつながりを示しており、文化史的意義も評価された。県内の国宝は2件目で、建造物としては初めて。
全長13メートルの国宝絵巻全場面公開 奈良・東大寺 霧島神宮の現在の社殿は、薩摩藩主島津吉貴によって霧島山の中腹に建てられた。傾斜地に石垣を築いて造成され、社殿の正面からは勅使(ちょくし)殿、拝殿、本殿の屋根が前後に重なるように見える。1989年に国重要文化財に指定された。

 特徴的なのは、本殿の柱に2匹の龍が巻きつく様が精緻に彫られた龍柱(高さ約4メートル)。霧島市教育委員会の小水流(こづる)一樹主任主事(30)は「江戸時代は鎖国していたが、薩摩藩は琉球を介して貿易をしていた。龍柱は東アジアとのつながりが分かる」と話す。 県内の国宝指定は、64年に指定された鎌倉時代中期の日本刀「太刀 銘 国宗」に続き2例目。また、文化審議会は霧島市の「鹿児島神宮本殿及び拝殿 勅使殿 摂社四所神社本殿」を国重要文化財に指定するよう答申した。 答申を受けて霧島神宮は12月2~23日、社殿の特別拝観を実施する。午前10時、11時と午後2時、3時の1日4回、普段は公開してない拝殿に昇ることができる。霧島神宮ホームページから事前予約でき、定員は各50人。拝観料は1人1000円(中学生以下は無料)。【宗岡敬介】
霧島神宮の現在の社殿は、薩摩藩主島津吉貴によって霧島山の中腹に建てられた。傾斜地に石垣を築いて造成され、社殿の正面からは勅使(ちょくし)殿、拝殿、本殿の屋根が前後に重なるように見える。1989年に国重要文化財に指定された。
特徴的なのは、本殿の柱に2匹の龍が巻きつく様が精緻に彫られた龍柱(高さ約4メートル)。霧島市教育委員会の小水流(こづる)一樹主任主事(30)は「江戸時代は鎖国していたが、薩摩藩は琉球を介して貿易をしていた。龍柱は東アジアとのつながりが分かる」と話す。
県内の国宝指定は、64年に指定された鎌倉時代中期の日本刀「太刀 銘 国宗」に続き2例目。また、文化審議会は霧島市の「鹿児島神宮本殿及び拝殿 勅使殿 摂社四所神社本殿」を国重要文化財に指定するよう答申した。
答申を受けて霧島神宮は12月2~23日、社殿の特別拝観を実施する。午前10時、11時と午後2時、3時の1日4回、普段は公開してない拝殿に昇ることができる。霧島神宮ホームページから事前予約でき、定員は各50人。拝観料は1人1000円(中学生以下は無料)。【宗岡敬介】