枝野氏再始動、代表選のことは沈黙…周辺「しばらくは地元で静かに」

衆院選での「惨敗」の責任を取って党代表を辞任した立憲民主党の枝野幸男衆院議員(埼玉5区)が、地元活動に本腰を入れ始めた。
代表時代は地元での活動が制限され、衆院選では自身の当選を果たしたが、薄氷の勝利だった。「一議員」に戻ったことで、まずは地元選挙区を固めたい考えだ。
「党全体としては議席を減らす結果になり、代表を退かせていただいた」
枝野氏は18日朝、埼玉県のJR与野駅前でビールケースの上に立ち、通勤客らに語りかけた。
枝野氏は衆院選で野党第1党の代表として全国遊説に追われ、自身の選挙では「地元密着」を打ち出す自民候補に約6000票差にまで迫られた。
衆院選後は、15日の大宮駅から地元活動を再開した。演説では「党首の立場で最前線で仕事ができたのも、地元で支援していただいた皆さんのおかげだ」と強調。「これからはタウンミーティングやミニ集会などで、地元や地域の声をしっかりとうかがう活動を中心にしていきたい」とのアピールも忘れない。
一方、枝野氏は、19日に告示される党代表選については沈黙を守っている。自身が進めた共産党などとの共闘路線を継承するか、修正するかも争点となる見通しとなっており、自らの政治力に直結する代表選の行方に気をもんでいるようだ。もっとも、周辺からは「選挙に負けて辞任に追い込まれた。どちらにしてもしばらく地元で静かにしておいた方がいい」との声も出ている。