黒部ダムの上空、「米軍戦闘機が低空飛行」…市民団体が県に抗議求める

黒部ダム(富山県立山町)の上空で10月中旬、米軍機とみられる戦闘機が低空飛行したとして、市民団体「安保廃棄県実行委員会」が19日、米軍への抗議などを求める要請書を富山県に提出した。
県は、防衛省を通じて米軍に事実確認を行っている。
要請書では、「10月18日午前11時頃、複数の米軍戦闘機が予告なしに黒部ダム上空を低空飛行した」と指摘。低空飛行への抗議や今後の訓練中止などを求めた。
同実行委の中山洋一代表委員は「県民にとっては到底、看過できない。県として迅速に対応してほしい」と強調した。利川智・県危機管理局長は「防衛省を通じて確認している。全国知事会とも連携して対応しないといけない」と応じた。
市民団体「低空飛行解析センター」によると、目撃者の撮影した映像などから、1999年に日米間で合意した最低高度(150メートル)より低い位置を飛んだ可能性があるという。センターの大野智久代表は取材に「事実なら乱暴な飛行だ」と憤った。
新田八朗知事も19日の定例記者会見で、「あってはならないことだ。二度とこういうことがないよう願う」と述べた。