妻のためトランク開ける操作、車動き慌てたか…暴走事故の89歳「サイドブレーキかけず」

大阪府大阪狭山市のスーパー「コノミヤ狭山店」の店先で乗用車が暴走し、3人が死傷した事故で、車を運転していた無職横山孝容疑者(89)が「サイドブレーキをかけていなかった」と供述していることが、府警への取材でわかった。
府警は、横山容疑者が店近くで停車中、ブレーキを踏む足が緩んで車が進んだことに慌てて、踏み間違えたとみて調べている。
府警によると、横山容疑者は事故直前、店の近くに車をとめ、買い物中の妻(90)を待っていた。妻が戻ってきたため、車内でトランクを開ける操作をしていたところ、車がゆっくり動き出した。
横山容疑者は調べに「ブレーキを踏んだつもりが間違えてアクセルを踏んだ」と説明。車はオートマチック車で、サイドブレーキをかけない状態でブレーキから足を離すと勝手に前進する「クリープ現象」に慌てたとみられる。
大阪地裁堺支部は19日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑での横山容疑者の勾留を認めなかった。大阪地検堺支部は同日、容疑者を釈放。今後は任意で捜査を続ける。