軽自動車に仕掛けられたパイプ爆弾、発進時に爆発…商業施設駐車場で破片20m飛散

高松市の駐車場で軽乗用車に爆発物を仕掛け、爆発させたとして爆発物取締罰則違反などに問われた会社員溝渕正洋被告(28)の裁判員裁判で、高松地裁(近道暁郎裁判長)は22日、懲役8年(求刑・懲役10年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、溝渕被告は4~5月、高松市内の自宅などでパイプ爆弾1個を製造。5月7~8日、同市内の商業施設の駐車場に止めていた近くの男性(54)の軽乗用車に設置して車が発進した際に爆発させ、車の一部を損壊させるなどした。
近道裁判長は、爆発により一部の破片が約20メートル先まで飛散していることから、「爆発物には相応の威力があった」と判断。溝渕被告が、その危険性を理解した上で、犯行を計画したとして、「地域社会に与えた不安は軽くなく、その意思決定は強く非難されるべきだ」と指摘した。