布団からガソリン成分、小学生の兄弟とみられる2遺体は急性CO中毒死…兵庫の民家火災

兵庫県稲美町で住宅が全焼し、2人の遺体が見つかった放火事件で、焼け跡の布団の燃え残りからガソリン成分が検出されたことが、捜査関係者への取材でわかった。
県警が22日に実施した司法解剖の結果、2人の死因は煙を吸ったことによる急性一酸化炭素中毒と判明。身長などから子供とみられ、県警は出火後に所在不明になった50歳代の男性の行方を捜している。
火災は19日午後11時50分頃に発生した。木造2階建て約220平方メートルを全焼。住宅は、出火から短時間で激しく炎上したという目撃情報があり、県警は何者かがガソリンに火を放ったとみて、現住建造物等放火容疑で捜査している。
県警によると、司法解剖による2人の死亡推定時刻は火災発生の時刻とほぼ同じで、目立った外傷はなかった。県警は2人を、この家に住む小学校高学年と低学年の兄弟とみている。
この家には兄弟と両親、母親の兄で兄弟の伯父にあたる50歳代の男性の5人が暮らしていた。出火は、父親が仕事で外出していた母親を迎えに家を出た約15分後で当時、家には兄弟と伯父の3人がいたとみられる。
父親の県警への説明などによると、父親が家を出た時、兄弟は2階で寝ていた。伯父は普段、1階の部屋にいたが、出火後、所在がわかっていない。伯父は運転免許を持っておらず、県警は徒歩で移動したとみている。