実刑!紅白ギタリストが女性に繰り返した「わいせつ行為」の中身

「性犯罪に対する規範意識は鈍っており、性癖には根深いものがある」
11月24日のさいたま地裁。任介(とうすけ)辰哉裁判官は、被告が過去に同種の性犯罪で服役していた過去に触れ、こう法廷で断じた。下した判決は、懲役1年2ヵ月(求刑懲役1年6ヵ月)の実刑だ。裁判官から諭され、前を真っすぐ見て何度もうなずく紺のスーツ姿の男性。ロックグループ『ヒステリックブルー』(現在は解散)の元ギタリスト、二階堂直樹被告(42)であるーー。
「二階堂被告は、女性の胸を触ろうとしたとして強制わいせつ未遂の罪に問われていました。公判で弁護側は『女性の胸に一瞬だけ触ったが意図していなかった』とし、県迷惑防止条例違反罪の適用を主張します。
しかし犯行時に二階堂被告が女性の口をふさいでいることや、貴重品の入った自身のかばんを路上に置いていることが判明。裁判官は『一瞬だけ触ろうとしたのなら口をふさぐ必要はない。ある程度の時間、継続して胸を触ろうとしたことが推認できる』と判断し、実刑判決となったんです」(全国紙社会部記者)
事件が起きたのは、昨年7月6日午前2時過ぎ。二階堂被告は埼玉県朝霞市で、帰宅途中の20代の女性にわいせつ目的で近づく。彼女の口を後ろからふさぐと、押し倒して右腕に軽傷を負わせたのだ。
「当日、二階堂被告は酒を飲んでおり、酔った勢いで女性の後をつけたようです。叫ばれるのを防ぐために両手で口をふさいだところ、女性が声をあげて抵抗したため、その場から逃走。二階堂容疑者は数日後に弁護士をともない、警察へ自首しています」(同前)
二階堂被告が所属していた『ヒステリックブルー』は、路上演奏からブレイクした男女3人組のグループだ、98年にメジャーデビューし、セカンドシングル『春~spring』が67万枚を売り上げる大ヒットに。99年にはNHK紅白歌合戦にも出場した。順調に活動の場を広げていた『ヒステリックブルー』だが、ある事件がキッカケで行き詰まってしまう。
「03年9月に突然、大阪でのライブを最後に活動休止を発表しました。04年3月には、ナオキ(二階堂被告のアーティスト名)の逮捕を受け解散。ナオキは東京・目黒区や大田区で、女性9人に乱暴をしていたんです。
ナオキの犯行は悪質でした。逮捕の原因となった事件は路上で女性を押し倒したというものでしたが、余罪は他にも明らかになっているんです。マンションに侵入してわいせつ行為をはたらいたり、女子高生にいたずらをし撮影。写真をネタに、女性を呼び出したこともありました。被害者の一人は、法廷で『犯人が二度と社会に戻って来ないようにしてほしい』と証言しています」(レコード会社幹部)
一連の事件で二階堂被告は12年間の懲役刑に服し、16年に出所。信仰で更生できたと語っていた。同年に発表した手記で、次のような内容を記している。
〈被害者に対して償えないのであれば誰に対して償うのか。まずは「未来の被害者」なのだと思う。今はまだ被害に遭っていないが将来何らかの事件に巻き込まれるかも知れない存在。つまり私自身が再犯に至らないことを大前提として、新たな犯罪を防ぐことができないだろうか〉
再犯しないという決意をつづっていた二階堂被告。その意志は固いものではなかったのか。再び実刑判決を受けることになった。