「一生苦しんでほしい」遺族、厳しい刑求め 岡山・津山女児殺害公判

「一生苦しんでほしい」。岡山県津山市で2004年、小学3年の女児(当時9歳)を刺殺するなどしたとして、検察側が24日、無期懲役を求刑した岡山地裁の裁判員裁判。論告求刑に先立つ意見陳述で、遺族は厳しい刑を求めた。殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた無職、勝田州彦(くにひこ)被告(42)は落ち着かない様子だった。
岡山・津山女児殺害 検察側が無期懲役を求刑 地裁100号法廷。この日午前10時に始まった公判では、女児の父親が証言台に立ち、「極刑か仮釈放のない無期懲役で、一生苦しんでほしい」と強い口調で述べた。

 父親とはついたてで仕切られていたが、勝田被告はそわそわとした様子で、ペンを触るなどしていた。 被告は18年に逮捕された当初、「女児の首を絞めた」などと供述したが、その後否認に転じた。公判では無罪を主張しており、捜査段階での「自白」の信用性が争点になっている。 検察側は勝田被告が自白したとする取り調べ映像を地裁に証拠請求したが、認められていない。このため、公判では検察官が映像を文字起こしした書面を読み上げたり、静止画を提示したりする異例の展開となった。 検察側は24日の論告求刑で自白の信用性を改めて強調した上で、「生命を奪われた女児の無念は察するに余りある。殺害は犯行が発覚するのを防ぐための身勝手かつ自己中心的な動機によるもので、公判でも反省の情を全く示していない」として無期懲役を求めた。 勝田被告は論告が始まると検察官の方を見たり、メモを取ったりしたが、求刑の瞬間はうつむき加減で手を机の上に置き、微動だにしなかった。【岩本一希】
地裁100号法廷。この日午前10時に始まった公判では、女児の父親が証言台に立ち、「極刑か仮釈放のない無期懲役で、一生苦しんでほしい」と強い口調で述べた。
父親とはついたてで仕切られていたが、勝田被告はそわそわとした様子で、ペンを触るなどしていた。
被告は18年に逮捕された当初、「女児の首を絞めた」などと供述したが、その後否認に転じた。公判では無罪を主張しており、捜査段階での「自白」の信用性が争点になっている。
検察側は勝田被告が自白したとする取り調べ映像を地裁に証拠請求したが、認められていない。このため、公判では検察官が映像を文字起こしした書面を読み上げたり、静止画を提示したりする異例の展開となった。
検察側は24日の論告求刑で自白の信用性を改めて強調した上で、「生命を奪われた女児の無念は察するに余りある。殺害は犯行が発覚するのを防ぐための身勝手かつ自己中心的な動機によるもので、公判でも反省の情を全く示していない」として無期懲役を求めた。
勝田被告は論告が始まると検察官の方を見たり、メモを取ったりしたが、求刑の瞬間はうつむき加減で手を机の上に置き、微動だにしなかった。【岩本一希】