さい銭泥棒 宮司が「待て!」 お札握り逃走も池にドボン

埼玉・熊谷市の神社に設置された、防犯カメラ映像。黒っぽい上着を着た人物が、さい銭箱に両手を伸ばした。
すると、次の瞬間、何かに気づき、猛ダッシュ。
駆けつけたのは、この神社の宮司。神社近くの自宅にいたところ、怪しい動きに反応した防犯カメラから、スマホに異変を知らせる通知が届いた。
上之村神社・川端康稔宮司「すでに犯行に及んでいる様子が、動画で映っている状態でした」
神社の防犯カメラは、この5日前、犯行の下見に訪れたとみられる不審な人物をキャッチ。
以来、宮司は、犯行本番に備え、カメラの位置を変えた。
すると20日深夜、5日前とよく似た上着を着た人物が、参道とは逆の方向から現れた。
右手には盗みの道具、左手にはライトを持って、さい銭箱へ。
器用に手を動かし、中からお札を抜き取ると、ポケットに入れた。
そして、再び両手をさい銭箱に伸ばし、まさぐり始めた、その時だった。
駆けつけた宮司に気がつき、その場から逃走した。
よく見ると、右手には、お札のようなものがしっかり握られている。
宮司が叫びながらあとを追いかけると、逃げた人物は思わぬ事態に見舞われた。
犯人は犯行後、社殿の裏側を通って逃走し、池に落ちたという。
上之村神社・川端宮司「ここにバシャーンと落ちまして、わたしは音で聞こえるわけです。『あ、これ池に落ちたな』と」
敷地にある小さな池に落ち、おそらく、ずぶぬれで逃げたとみられる、さい銭泥棒。
この時に手放したのか、翌日、池のあたりから1,000円札2枚が見つかった。
宮司は、お金に困っての犯行だった可能性に一定の理解を示しつつも、神社としては毅然と対応する考え。
上之村神社・川端宮司「わたしとしては、(お参りした)その人の気持ちを守る義務がありますから、神様にささげられた真心を守るために、今後もそういった方々が犯行に及ばない手だてを打っていきたい」
警察は神社からの被害届を受け、窃盗事件として捜査している。