3回目副反応は2回目と同様の傾向

1日から開始された新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、米ファイザー製ワクチンの副反応は海外臨床試験で発熱が約1割、筋肉痛が約4割などと報告され、2回目の接種後と同程度の頻度にとどまっている。
厚生労働省は安全性について重大な懸念は認められないとしており、3回目接種での副反応の発生状況などについて調査を進める。
厚労省によると、当面使用されるファイザー製について、同社の米国での臨床試験で3回目接種後、7日以内に発生した副反応の割合は、「接種部位の痛み」が83・0%(1回目接種83・7%、2回目78・3%)が最多だった。他に「疲労」が63・7%、「頭痛」48・4%、「悪寒」29・1%、「発熱」8・7%などで2回目と大きな違いは確認されなかった。
一方で、リンパ節の腫れがこれまでより高い5・2%で報告された。接種後1~4日目が多く、ほとんどが軽度で短期間で収まったという。
薬事審査中の米モデルナ製についても、同社の臨床試験では2回目接種と同様の傾向で「接種部位の痛み」が83・8%、「頭痛」55・1%、「倦怠(けんたい)感」58・7%、「筋肉痛」49・1%などだった。
1、2回目と異なる製品を打つ交差接種では、米国の臨床試験で2回目までの副反応と同程度とされる。この試験では、2回目までと同じワクチンを使用した場合と交差接種をした場合で差がなかったと報告されている。
今後、国内でも短期間で多数が3回目接種を行うことになる。厚労省は1、2回目と同様に研究班による健康調査を計画。希望者を対象に接種後1カ月までに発症した副反応などを調べるほか、1年後までの血中の抗体量を確認する。