結局「妻が夫を尻に敷く」ほうがうまくいく? 幸せな関係が続く夫婦の“主導権”バランス

昭和の頃は夫が大黒柱の「亭主関白」な家庭が主流でした。しかし昨今は「妻が夫を尻に敷いたほうがうまくいく」といわれます。いわゆる「かかあ天下」なスタイルですね。 筆者自身も夫が年下なこともあり、比較的妻が主導するスタイルになっています。もちろん大事なことは2人で話し合いますが、普段の生活においては妻がリードし、夫がフォローに回ってくれるおかげで、心地良い生活ができています。 男女の関係性は、付き合いの長さや2人の距離感により変化することはあるものの、基本的なところは交際当初から決まっているもの。恋人時代から相性の良さ=絶妙な組み合わせを認識したカップルは、結婚へと進みやすいのではないでしょうか。
夫婦関係のバランスは、結婚前に決まっている彼のほうが積極的にリードするタイプならば、受け身でリードされることを好む彼女と相性がよく、結婚後は夫が主導権を握る関係になると思われます。マイペースな彼女には、気遣い上手で柔軟に動ける彼氏がぴったりです。この場合、基本的には妻が奔放に動き、夫が陰から支えるような夫婦になるでしょう。 恋人時代は自分の生活だけを考えればいいですが、夫婦になると「家庭」という生活を2人で築くことになります。リードするのが得意なほうが主導権を握るケースは多いものの、例えばお金にルーズな人がリードすると、毎月家計が火の車になり、生活が立ち行かなくなってしまうことも。 では、夫婦の場合はどちらが主導権を握ればいいのでしょうか。
夫婦の決定権は「財政」「生活」で分けるとうまくいく筆者が提案するのは、シチュエーション別に担当を決めることです。 例えばお金全般については、貯金したりボーナスの使い道を考えたりすることが計画的にできるタイプが良いのは言うまでもありません。たくさん稼いでいるかどうかは無関係です。 そして生活全般においては、計画性より「楽しむこと」全般が得意な側に任せたほうが、楽しく豊かに暮らせます。 人生を楽しむことに努力を惜しまないタイプの人にとって、好きなことにエネルギーや時間をかけるのは苦になりません。しかし楽しさを重視するあまり、予算にまで意識が向かないことも。そんなときに「我が家の大蔵大臣」がフォローに回れれば、協力プレイで生活が豊かになります。
「夫が社長、妻が参謀」な関係はバランスがいいまた、ジャンル分けではなくポジション分けという方法もあります。冒頭の亭主関白やかかあ天下においては、前者が夫リード、後者は妻リードな関係です。
筆者がおすすめしたいのは、夫を社長的なポジションにおき、妻が参謀として実際の主導権を握ること。かかあ天下とも違う、対外的には亭主関白(ぽく見える)組み合わせです。
夫婦2人の間では、妻が主で、妻の意見を採用し任せる夫のほうが従になります。夫にとっては妻がリードしてくれるので気楽、妻にとっては家計や子どものことなど細かい決めごとの多い家庭内のあれこれを、妻の意見で決められるほうが快適です。
しかし子どもの前では「お父さん(夫)がボス」という姿勢を見せておくこと。そうすれば夫の威厳も保たれ、子どもも父親を尊敬する「バランスのいい家庭」が築けます。
相手に任せるなら全面的に。文句だけ言うのはルール違反どちらかが主導権を握るのではなく、常に2人がフェアに物事を決める「友達夫婦」な関係も、2人にとって心地よければおすすめです。しかし友達夫婦のように対等な立場でいる関係には、思いがけない落とし穴があります。
例えば夫の転職、妻の産休や育休など、家計に響く変化や生活を大きく変えなければならない物事の場合、お互いに決定権を相手に委ねていたら、行き当たりばったりの計画性皆無な結果になりかねません。
自分が主導権を握ることを好む人ならば、対等な友達夫婦でいることを望まないもの。対等さを好む人の本音には「自分がリードしたくない」「責任を負いたくない」気持ちがあるのです。
どちらが主導権を握ろうと、1つだけ守っておきたいことがあります。それは、相手に決定権を委ねる側は、決めたことに後から文句を言わないこと。不満ならば「決める前」に意見をぶつけること。