パンダの「タンタン」中国返還1年延長 王子動物園、オミクロン株影響で

神戸市立王子動物園(同市灘区)は27日、中国への返還が決まっている雌のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」の返還期限を来年末まで1年間延長すると発表した。
コロナ禍で直行便が運休したため、期限を当初予定の昨年7月から今月末まで延長したが、今年春に心臓疾患が判明。変異株・オミクロン株への警戒から帰国は一層困難となり、さらなる期限延長が必要になった。
タンタンは26歳で人間では70代に相当。同園によると、心臓疾患判明以降、日中の専門家がオンラインで連絡をとりながら治療してきたが、航空機での帰国に耐えられるか判断できず、「中国側専門家の直接の診断が必要」としている。
ただ、オミクロン株出現で直行便運航も中国側専門家の来日もめどは立っておらず、同園の竹原孝弘副園長は「状況が許せば前倒しの返還もありうるが、最も体調がいいときに帰国させられるよう慎重を期したい」と述べた。