前夜からガソリン運搬か=自転車かごに紙袋―防犯カメラに映る・大阪ビル放火

大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで25人が死亡した放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)が事件前夜からガソリン入りの紙袋を現場ビル付近に運んだ疑いがあることが29日、捜査関係者への取材で分かった。
同容疑者に似た人物が防犯カメラに映っていた。府警は、前夜に運んだ紙袋をビル付近に隠し、当日運んだものと合わせて事件に使った可能性があるとみて詳しく調べている。
捜査関係者などによると、谷本容疑者が住んでいたとみられる同市西淀川区の住宅と現場ビルの間にある防犯カメラには、事件前夜に谷本容疑者に似た人物が、前かごに紙袋を積んだ自転車でビル方向に向かう様子が映っていた。
事件当日の朝にも、自転車の荷台に紙袋のようなものを積んでビルに向かう姿が映っており、府警は谷本容疑者が前夜と当日の2回に分けて紙袋を運んだ疑いがあるとみている。
事件は17日午前10時20分ごろ発生。両手に紙袋を持ってクリニックに到着した谷本容疑者が、ガソリンをまいて火を付ける様子が、院内の防犯カメラに映っていた。