世田谷一家殺害から21年 90歳遺族が墓参「1人で頑張ってます」

東京都世田谷区で2000年暮れ、会社員の宮澤みきおさん(当時44)一家4人が殺害された事件が発覚してから、31日で21年。
宮澤さんの母節子さん(90)が30日、埼玉県新座市で4人の墓参りをした。
節子さんは「21年間変わらず、犯人が一日も早く捕まってくれないかなと毎日、毎日祈っています」と話した。犯人に対しては、「なぜ、4人をこんな目に遭わせなくちゃいけなかったのか。理由が聞きたい」と訴えた。
節子さんはこの日、墓石を雑巾で拭いて線香を供え、地面に両ひざをついて手を合わせた。「みんながいる頃は一番弱かったおばあちゃんが今は1人で頑張っています。一日も早く犯人が見つかるように頑張りたいと思っています」と心の中で呼びかけたという。
発覚したのは、00年12月31日。宮澤さんと妻泰子さん(当時41)、長女にいなさん(同8)、長男礼君(同6)が自宅で殺害されているのが見つかった。警視庁は30日深夜以降に4人が襲われたとみている。
事件に関する情報は、警視庁成城署捜査本部(03-3482-3829)へ。(増山祐史)
■世田谷一家殺害事件
2000年の大みそか、世田谷区上祖師谷3丁目の宮澤さん宅で一家4人が殺害されているのが見つかった。
現場からは犯人の遺留品とみられる血痕や指紋のほか、トレーナーや帽子、ヒップバッグなどが見つかった。警視庁は「重要未解決事件」として、これまでに延べ約28万6400人の捜査員を投入して容疑者を追っている。
同庁によると、今年11月までに寄せられた情報は1万3913件。うち123件は今年に入って寄せられた。解決に結びつく情報を提供した人には、公的な特別報奨金(上限300万円)と有志による私的懸賞金(同1700万円)が支払われる。