オミクロン株に備え、酸素ボンベずらり 第5波時は消防車で運搬も

「医療用酸素」の文字が書かれた黒いボンベがずらりと並ぶ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への警戒が高まる中、医療用ガスなどを製造する「千代田」(東京都杉並区)のメディカルガスセンター(埼玉県朝霞市)では、「第6波」での需要急増に備えを進めている。
活動制限は緩められる?免疫学者が語る今年のコロナ 同センターは病院や消防署に医療用酸素ガスを販売している。コロナ禍以前はボンベの酸素充(じゅうてん)に2日かけていたが、新型コロナの感染拡大時は翌日配送に切り替えた。しかし、「第5波」があった昨年8月は、それでも間に合わないほど。陽性が疑われる患者の搬送などで出払っている救急車の代わりに、消防車が都内から空の酸素ボンベを持参し敷地内に並んだこともあったという。救急車用の酸素ボンベの出荷は同月、平時の2・5倍に当たる約2500本に。病院向けの出荷も2~3割増えた。

 現在は通常体制で業務に当たっているが、緊急事態宣言下では、センター内でのクラスター(感染者集団)発生を回避するため従業員を班分けして業務に当たるなど、供給を滞らせない体制を敷く。同センターが保有する酸素ボンベも新たに約200本追加。原料となる液化酸素も十分に確保し、板井成美センター長は「作業の時間的ロスも減らせるようになった。第6波にも対応できる準備をしている」と話す。【小川昌宏】
同センターは病院や消防署に医療用酸素ガスを販売している。コロナ禍以前はボンベの酸素充(じゅうてん)に2日かけていたが、新型コロナの感染拡大時は翌日配送に切り替えた。しかし、「第5波」があった昨年8月は、それでも間に合わないほど。陽性が疑われる患者の搬送などで出払っている救急車の代わりに、消防車が都内から空の酸素ボンベを持参し敷地内に並んだこともあったという。救急車用の酸素ボンベの出荷は同月、平時の2・5倍に当たる約2500本に。病院向けの出荷も2~3割増えた。
現在は通常体制で業務に当たっているが、緊急事態宣言下では、センター内でのクラスター(感染者集団)発生を回避するため従業員を班分けして業務に当たるなど、供給を滞らせない体制を敷く。同センターが保有する酸素ボンベも新たに約200本追加。原料となる液化酸素も十分に確保し、板井成美センター長は「作業の時間的ロスも減らせるようになった。第6波にも対応できる準備をしている」と話す。【小川昌宏】