海部元首相が死去 湾岸戦争巡り自衛隊初派遣

海部俊樹元首相
元首相の海部俊樹(かいふ・としき)氏が9日午前4時、老衰のため東京都内で死去した。91歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行われた。喪主は長男正樹(まさき)氏。
湾岸戦争を受け、1991年に自衛隊初の本格的海外派遣として機雷を除去する海上自衛隊掃海艇をペルシャ湾に送った。リクルート事件で政治不信が高まる中、目標に掲げた政治改革を実現できず、退陣に追い込まれた。
リクルート事件で竹下内閣、女性スキャンダルなどで宇野内閣が相次ぎ倒れた後、89年8月に第76代首相に就任した。昭和生まれ初の首相だった。
1989年8月、首相に指名され、衆院本会議場で祝福される海部俊樹自民党総裁(中央)
1990年3月、ブッシュ(父)大統領(左)との首脳会談を終え、米パームスプリングズで会談の成果を発表する海部俊樹首相(AP=共同)